モレスキンが広告を使わずに大ヒットを飛ばした理由
Loftや文具店で、専用の棚が作られるほどに大人気なモレスキン。シンプルで何の変哲もないノートなのにちょっと高くて、でもみんな持ってる。使ってると「デキる」ひとっぽい気がしてくるから不思議。それって、実は戦略のせいだったりして?
更新日: 2013年08月28日RSS
バウズさん
Loftや文具店で、専用の棚が作られるほどに大人気なモレスキン。シンプルで何の変哲もないノートなのにちょっと高くて、でもみんな持ってる。使ってると「デキる」ひとっぽい気がしてくるから不思議。それって、実は戦略のせいだったりして?
更新日: 2013年08月28日RSS
バウズさん
ヒットを飛ばす「不思議なノート」
2010年、全世界で約1300万冊を売り上げた
2012年にモレスキンブランドの営業収益率が41.7%を記録し、脅威の収益率を誇る
ファッションブランドのプラダ(27.2%)や鞄メーカーのトゥミ(19.7%)のそれを大きく上回る
日本全国に「モレスキン・アトリエ」という名の専用ショップをオープン
シンプルなのに、なぜかお高い
買っても、何書けばいいのか悩む。。。
撥水加工が施された硬い表紙とノートを閉じるゴムバンドが特徴
ポケットサイズで1890円と、少し割高な値段設定
中身は至ってシンプル。100円のノートでもいいと言えば、確かにそう。
現在売られているモレスキンは、1998年にイタリアのメーカー「Modo&Modo」(現モレスキン社)によって復刻されたもの
元々はフランスで生まれました
ストーリー作りで成功したマーケティング
モレスキンは、マスメディアへの広告に頼らずに、15年足らずで世界中にブランドを定着させた
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ及びブルース・チャトウィンなどの芸術家や思想家に愛されてきたとされている
そのバックグラウンドが人気の秘密のひとつ。
ピカソがノートに残したスケッチ
実は、ゴッホやピカソはモレスキンそのものを使っていたわけではない
彼らのノートからモレスキンが引き継いだとされる特徴は、長方形の形状とゴムバンド、内側のポケットという比較的平凡なもの
伝説を加えることで誰もが自由奔放なピカソになったような気持ちに錯覚させてくれるノート、という物語を作った
この伝説が、広告を使わずに大ヒットを飛ばした要因と考えられています
マーケティング担当者は「これはマーケティングであって、科学ではありません。絶対的な真実ではないんですよ」とコメントした
多くの人々が虜になってる
多くのモレスキンユーザーは、自分だけの“一冊のストーリー”を練り上げるためにそれぞれの美意識を持って利用している
使えば使うほど味わいが出てきます。使うこと、持っていることに愛着やプライドがもてる。いつまでも飽きがこないどころか、ますます愛が深くなる…
モノを書くのが楽しくなるような、そんなノートは初めてです。これは書き込む程に良くなっていく、そして捨てれなく思ってしまうようなノートですね
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