脱税:5600万円、容疑で元税理士ら告発−−大阪国税局
毎日新聞 2013年06月06日 大阪朝刊
大阪国税局が法人税法違反容疑で、細名哲夫・元税理士(56)らを大阪地検に告発していたことが分かった。顧問先の経営コンサルタント会社社長と共謀し、法人税約5600万円を脱税したとみられる。細名・元税理士は、顧問先の会社に脱税を指南したとして逮捕、起訴された大阪国税局OBで税理士の細名高司被告(61)の弟。
関係者によると、細名・元税理士は、コンサル会社「リーガルコーポレーション」(大阪市北区)の山田浩貴社長(52)と共謀。2007年10月〜11年2月、同社や山田社長が実質経営する広告・企画会社など4社について架空の広告宣伝費を計上し、約2億100万円の所得を隠したとされる。国税局は山田社長と4社も同容疑で告発しているという。
細名・元税理士は今年3月29日付で税理士業務を廃止した。【林田七恵】