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事件
国税OB、脱税“指南”で再逮捕 1億2600万円、税理士ら4人も逮捕 大阪地検
2013.6.17 20:25
[脱税・申告漏れ]
顧問先企業に脱税を指南したほか実質経営する税理士法人の脱税に関与し、法人税と所得税計約1億2600万円の支払いを不正に免れたとして大阪地検特捜部は17日、法人税法違反と所得税法違反容疑で、兵庫県西宮市二見町、大阪国税局元職員で税理士の細名高司被告(61)=別の法人税法違反罪で起訴=を再逮捕した。細名容疑者の逮捕は3回目。
税理士法人の脱税に絡んでは、大阪府東大阪市西岩田、同法人代表の税理士、永田博子被告(61)=別の法人税法違反罪で起訴=と所属する税理士ら3人の計4人も法人税法違反容疑で逮捕された。
ほかに逮捕されたのは、細名容疑者の実弟で大阪市西淀川区姫島、元税理士、細名哲夫被告(56)=同▽兵庫県三田市ゆりのき台、税理士、新免秀樹容疑者(53)▽奈良市富雄川西、同、葛城護容疑者(46)-の3人。
細名容疑者の逮捕容疑は、平成19年6月~24年6月の5年間で、顧問先の法人7社と1個人事業主に対し、計20回にわたって所得を低く申告させ、法人税と所得税計約8600万円を不正に免れさせたなどとしている。
さらに、細名容疑者は4人と共謀。23年12月までの3年間で、実質経営する税理士法人「ナイスアシスト」(大阪市浪速区)の売り上げの一部を除外するなどの方法で法人所得を隠し、法人税約4千万円を脱税したとしている。
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