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事件
国税調査官がOBの税理士に情報漏えいか 大阪
2013.8.24 15:28
顧問先に脱税を指南したとして法人税法違反罪などで起訴された大阪国税局OBの税理士、細名高司被告(61)=兵庫県西宮市=に対し、大阪市内の税務署に勤める40代の調査官が国税局の内部資料を流した疑いのあることが24日、分かった。資料は脱税指南事件の捜査で細名被告の関係先から見つかり、国税庁監察官と大阪地検特捜部が国家公務員法(守秘義務)違反の疑いもあるとみて調べている。金品のやりとりがなかったかも調べる。
関係者によると、見つかったのは調査官が勤務する税務署の管内にあり、細名被告の顧客である企業について、国税局が将来の税務調査のため経営状態などを調べて作ったとみられる資料。他に、既に税務調査を終えた企業の課税状況をまとめた表も複数見つかったが、調査官が関与したかは分かっていない。
調査官は平成5~6年、細名被告と同じ税務署で勤務。現在は大阪市内の税務署の法人課税部門に所属している。
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