重金属/放射性ミネラルのデトックス理論

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February 21, 2012 at 2:15am
放射性ミネラルとは「新しいミネラル」ではなく「各種重金属が放射性を持った」ということです。
  • 安定ストロンチウム
  • 安定ヨウ素 
  • 安定カリウム
  • 安定モリブデン
  • 安定ボロン
などの「放射性を持たないミネラル」は体に必要な物質ですので、「ただ体内に少なければよい」ではありません
 
「安定型が体内にしっかり存在し、不安定型(放射性)が存在しない」がよいのです
 
「毒性重金属:鉛、水銀、カドミウム、ウランなど」は「体にとって有害なミネラル」です
 
これらのミネラルは「体内に少ない方がよい」ということですから、これらが爪ミネラル検査によって過剰である場合(+症状がある場合)は「重金属解毒:キレーション」という治療を施します
 
この治療は3.11前から行われていた治療です
  • EDTA
  • DMSA
  • デスフェラール
といった「重金属と錯体(さくたい)を作るタンパク質(アミノ酸)」はそれを投与することによって重金属をキレートし、体外へ排泄されます
 
ここに来て「ラクトフェリン」や「プルシアンブルー(薬剤)」といった「鉄結合タンパク質」が各種放射性ミネラルと錯体を形成し、体外排泄に役立つということが解ってきました
プルシアンブルーは「ラディオガルダーゼ」という名前で「セシウムキレート剤」とされていますが、元々プルシアンブルーというものは「鉄のシアノ錯体に過剰の鉄イオンを加えて沈殿させた顔料」です
それを摂取すると、鉄の部分とセシウムが入れ替わり、体外に排泄されるのです
 
ラクトフェリンやプルシアンブルー、環状鉄錯体などは本来「鉄と錯体を形成するタンパク」ですが、それは「鉄とだけ錯体を形成する」というわけではありません
「鉄と錯体を形成しやすい」だけで、他のミネラルとも錯体を形成します
 
上に上げた「EDTA」「DMSA」といったキレート剤も、色々なミネラルとキレート(錯体形成)しますから、重金属キレート治療の際には「十分な栄養ミネラル摂取」は欠かせないのです
 
全てのキレート剤は「何らかのミネラルとキレート(錯体形成)したアミノ酸(タンパク質)」で、そのミネラル部分が他の重金属と入れ替わってキレートすることを利用したものなのです
 
ですから、全てのキレート物質は「◯◯とだけキレートする」ではなく「◯◯とキレートしやすい:が、他のミネラルともキレートする」と考えておく必要があるのです
 
少なくとも数あるアミノ酸には「何らかのミネラルキレート作用」があることはわかっています
 
よく考えてみればミネラルの種類によって沈着しやすい(しやすいだけで、他の部位にも沈着する)ということは、その部位の得意タンパクとキレートしやすいということです
  • ヨード:甲状腺のタンパク質とキレートしやすい=沈着しやすい
  • ストロンチウム:骨のタンパク質とキレートしやすい=沈着しやすい
ということです
 
 
キレート治療を行う場合は
  1. キレート機能を持つタンパク質(アミノ酸)を摂取する(もしくは点滴投与する)
  2. 十分な「安定ミネラル」の摂取
を同時に行わなくてはなりません
 
 
今回の原発事故は、医学者にとっても「初めてに近い事態」であり、その専門家といっても「他の専門家(糖尿病など)に比べれば圧倒的に経験も症例も少ない」のです
 
治療する側も「手探り」であることは否めません
 
とはいえ「確実なエビデンスが出るまで待つ」ということにしてしまうと、そのエビデンスを得るために多くの人の犠牲が必要となるのです
 
「◯◯とキレートする物質だと思ったらセシウムやストロンチウムもキレートしていた」ということは学術的に考えてもあり得ることで、そのような経験値を積み重ねてゆくことが大切だと思います
 
よい意味でも悪い意味でも「断言できるようなデータはない」のです

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  • Naoki Tsuji キレーターとして作用する可能性が高い「数々のアミノ酸/ペプチド/タンパク」について「どのミネラル(放射性ミネラル/重金属)との親和性が高いか?」を地道に確認してゆく作業を進めています。See Translation
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