藤圭子の兄
宇多田照實氏の意向で遺体と対面できず
自殺した藤圭子(本名・阿部純子)の兄・藤三郎氏が週刊文春の取材に応じ、現在の心境を語った。
三郎氏は元歌手で、引退後は数軒の飲食店などを経営している。
三郎氏は、自殺の報を受け、警察や斎場に何度も足を運んだが、「宇多田照實氏の意向で面会は断る」とのことで、妹の遺体に対面はかなわなかった。三郎氏は「妹の顔を見て、手を合わせたいだけなのです。照實氏は別れた夫であり、いまは他人のはず。なぜ実の兄と妹の対面をさえぎるのでしょうか」と、照實氏への不信感を語った。
三郎氏は遺骨についても、阿部家の願いがかなうなら2010年に亡くなった母・竹山澄子さんと同じ墓に入れたい意向を明らかにしたが、現在、誰が納骨するかは未定だという。
藤は、澄子さんとかつて「一卵性親子」と呼ばれるほど強い絆で結ばれていたが、照實氏との結婚後、亀裂が生じ、最終的には絶縁状態になったとされていた。ただ、三郎氏によれば、3年前、十数年来会っていなかった澄子さんの元を藤が訪れ、「いままで親不孝してごめんなさい。これからちゃんと親孝行するから」と謝罪していたという。
現在、三郎氏と娘の宇多田ヒカルだけが藤圭子の残された肉親だけに、照實氏の対応が注目される。
※この記事の公開期間は、2016年08月28日までです。