中国株(終了):下落、ペトロチャイナや製薬株が売られる
8月28日(ブルームバーグ):中国株式相場 は前日付けた2週間ぶり高値から反落。政府の汚職追放キャンペーンで幹部が辞任した中国最大の石油会社ペトロチャイナが売られたほか、製薬株も決算が市場予想に届かないとの懸念から下げた。
ペトロチャイナ(601857 CH)は0.5%安。康美薬業 (600518 CH)が10%安となってヘルスケア銘柄が全業種中で最も下げた。
米国がシリアへの軍事行動に出るとの観測で資金逃避先としての金の需要が増加、産金会社の株が買われた。山東黄金鉱業 (600547 CH)は10%高。上海国際港務(600018 CH)は4営業日連続で上げて10%高。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する上海総合指数 は前日比2.27ポイント(0.1%)安の2101.30。3営業日ぶりの下落となった。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数 は0.6%安の2328.06で終了。
浙商証券の王偉俊ストラテジスト(上海在勤)は、「決算は市場の注目の的であり、市場予想に届かなければ単純に売られる」と説明。「軍事的緊張も株式のようなリスク資産へのグローバルな需要を減らすことになろう」と指摘した。
原題:China’s Stocks Fall From 2-Week High, Led by PetroChina,Kangmei(抜粋)
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更新日時: 2013/08/28 16:52 JST