〔株式マーケットアイ〕日経平均・日足は「小陽線」、6月に空けたマド埋めは完了
[東京 28日 ロイター] -
〔株式マーケットアイ〕
<15:40> 日経平均・日足は「小陽線」、6月に空けたマド埋めは完了
日経平均の日足は、上下にヒゲを伴う「小陽線」となった。新たなマド(1万3392円57銭―1万3517円10銭)を空けて下放れ、サポートラインとみられた5日移動平均線(1万3508円57銭=28日)を割り込んだ。8月22日の直近安値(1万3238円73銭)も下回ったことで、チャート上は上値・下値をともに切り下げる下降トレンドのチャネルラインが明確になっている。目先は一段の下振れリスクも意識されるが、今回の下げで6月27日と28日に空けたマド(1万3213円55銭─1万3354円70銭)埋めを完了し調整一巡感も出やすい水準に入った。東証1部の売買代金は13営業日連続で2兆円を下回る薄商いが続いている。2兆円以上の売買高を伴う陽線形成が目先の相場反転シグナルになりそうだ。
<15:07> 新興株式市場は軟調、リスク回避ムードが波及
新興株式市場は軟調。東証マザーズ指数が前日比で5%超の下げとなった。日経ジャスダック平均は反落。シリア情勢の緊迫化に伴うリスク回避ムードが波及した。「増資懸念が広がっているバイオ株は手を出しづらい」(国内証券)といい、タカラバイオ やナノキャリア 、リプロセル などが軟調。前日に続きガンホー が逆行高となっていたが、買いは続かず後場に入って下げに転じた。
<14:36> 日経平均は下げ幅縮小、先物に買い戻し
日経平均は下げ幅縮小、1万3300円台後半で推移している。市場では「円高一服で先物に買い戻しが入ったが、シリア情勢の展開が読めず積極的にリスクを取る動きにはなりにくい。米国の軍事介入が長期化すれば米財政赤字拡大の懸念も出てくる」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。
<13:08> 日経平均は下値模索、円高警戒で前場安値下回る
日経平均は下値模索の展開。ドル/円が97円を割り込むと、日経平均も前場安値1万3210円84銭を下回る場面があった。
市場では「シリア情勢の緊迫化は一時的との見方から、好業績の主力大型株を拾う動きもみられるが、全般相場を押し上げるほどではない。薄商いのなか、先物市場での小口の売買に振らされている」(国内証券)との声が出ている。
<11:11> 日経平均は安値圏、アジア株下げ止まらず警戒姿勢崩せず
日経平均は安値圏。1万3200円台半ばで推移している。
市場では「原油高を材料に資源関連株の一角や防衛関連株が堅調だが、押し目を拾う動きは広がっていない。アジア株も下げ止まらず、投資家は警戒姿勢を崩せない」(国内証券)という。
<10:06> 日経平均は軟調もみあい、先行き不透明で反発力鈍い
日経平均は軟調もみあい、1万3200円台後半で推移している。午前10時現在の東証1部騰落数は値上がり83銘柄、値下がり1606銘柄とほぼ全面安。市場では「リスク回避のポジション調整売りは一巡したが、今後の展開が不透明で反発力は鈍い。為替の動向次第で上下どちらに振れてもおかしくない」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。
<09:10> 3日続落、リスク回避で日経300円超の下げ
寄り付きの東京株式市場で日経平均は3日続落。前日比で300円を超える下げとなっている。シリア情勢の緊迫化に伴ってリスク回避の動きが広がり、トヨタ自動車 、ソニー など主力輸出株のほか、不動産、金融、機械などが売られ、ほぼ全面安となっている。円伸び悩みやアジア株の下げ止まりなどが確認されれば買い戻しが見込まれるが、投資家の動きは依然鈍く、積極的な押し目買いなどは期待しづらいという。
<08:21> 寄り前の板状況、主力輸出株はほぼ売り優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、キヤノン は売り買い拮抗だが、トヨタ自動車 、ホンダ 、ソニー 、パナソニック など主力輸出株はほぼ売り優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック も売り優勢となっている。
大手銀行株では、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ が売り優勢、みずほフィナンシャルグループ は売り買い拮抗となっている。
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