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このブログは証明できない。

2013-03-01

[写真]写真をタマにするiPhoneアプリTama Q」でつくった写真集。

CALACULUから写真をタマにするiPhoneアプリTama Q」がリリースされた。すごくわかりやすい仕様なんだけど、できあがった写真が予想外におもしろい。Tama Qで加工した写真を適当にみつくろって貼ってみる。



App Storeの説明。パノラマ写真を想定してたそうだが、ふつうの比率の写真でもおもしろい。むしろ、パノラマよりおもしろいかも。

パノラマ画像をクルッと丸めて正方形画像に収めるアプリです.

パノラマ画像を Facebook にあげたときに,タイムライン上で表示される画像が,両端切り取られちゃうのが嫌だったので作りました.


UIはとてもシンプル。カメラもついてない。写真を選べば、完了。バージョンアップして、背景を選択できるようになった。


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ここに貼った写真のほとんどは最初のバージョンでつくったので、背景はセピアのみとなっている。最後の3枚は新バージョンで、背景を変えている。また、Tama Q以外の加工はしていない。





元の写真がパノラマじゃないので、思いっきり引き伸ばされてる。

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海上の日の出。水平が取れてないので、境目がズレてる。

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これは予測不能。

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予測不能なうねうね。

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空に縦にグラデーションがかかってるとおもしろい。

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先に出っ張った木をクロップしてからTama Qで加工するとよかったかも。

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無機質な建築物はズレてても違和感が少ない。

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これだけパノラマ写真を加工した。

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夕暮れ時の写真はTama Qによく合う。

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シンプルなのに予想以上におもしろい。


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2013-02-12

[]マイクロフォーサーズAPS-Cのカメラを比べると。

パナソニックG2を使ってたけど、一眼レフを使ってみたくてペンタックスK-30に切り替えてみた。マイクロフォーサーズAPS-Cだとセンサーサイズが違うんだけど、フルサイズからするとそんなに差はないらしい。それより、レンズの性能がポイントなのだとか。


初心者なのでボケ具合とか気になるんだけど、「実は、 マイクロフォーサーズAPS-Cとのボケ量は1段分もありません。」と書いてある。そもそもコンデジと比べるとマイクロフォーサーズ機でもそうとうにボケるAPS-C機だとさらにボケるけれど、光学ファインダーに慣れていないため、ピンぼけ写真を量産している。G2の液晶ビューファインダーだと、フォーカスするときに拡大表示とかできるので、失敗が少ない。


ただ、暗い所での性能差ははっきりしている。G2じゃなくてG5とかだと改善されているかもしれないが、G2だとちょっとISO感度を上げただけでノイズが気になりだす。同じくマイクロフォーサーズ機であるオリンパスのOM-D E-M5は高感度も強いらしいので、センサーサイズの差だとは言い切れないけれど。


レンズの話に戻ると、マイクロフォーサーズだとAPS-Cに比べて明るいレンズを安く作れるらしい。しかも同じ性能のレンズだとサイズと重量が小さくて済む。カメラ本体だけじゃなく、レンズまで含めてトータルでコンパクトなので、バッグに入れて持ち歩きやすい。このサイズと重量は圧倒的なメリットだと思う。


間を取ってソニーとかキヤノンとかセンサーがAPS-C相当のミラーレス機という選択肢もある。ソニーのNEXシリーズは夜にすごく強い印象がある。キヤノンEOS Mキヤノンのレンズ資産を活かすマウンターが用意されてるけど、手持ちの資産ががないならやっぱりマイクロフォーサーズが優勢なのかも。いろんなレンズがそろってきたし。


まとめると、iPhone 5でいい気がしてきた。


2012-11-16

[]Emacsの人が大人気なかったのでSublime Text 2で画像表示するプラグイン作った。

福岡の「しかじろう (id:re_shikajiro)」が東京の「しまじろう」にインスパイアされて開催したSublime Text 2勉強会に参加してきた。

福岡 Sublime Text 2 勉強会-第0回- : ATND

SublimeText2勉強会@福岡 - しかじろうが make するよ!



Sublime Text 2は一度起動しただけの初心者だったけど、すごく興味があったので参加してきた。一度起動してVimキーバインドにしてコロンを打った瞬間にそっと終了しただけだったけど、すごく興味があったので参加してきた。


Sublime Text 2はいろんなプラグインがあって便利そう。しまじろうさんのプラグインまとめにステキそうなのがたくさん載ってる。そして、下の方までスクロールしていくと、コメント欄が「しまじろう」と「しかじろう」が交互に並んでて、Sublime Text 2は便利そうだなあと思った。

「第0回 Sublime Text 2 勉強会」で紹介されたプラグインまとめ - The Powerful Code




まず、メインスピーカーのid:funattiさんが勉強会の予定を忘れてて登場しなかった。


つぎに、id:kiwanamiさんが「Emacs使いがST2を使った感想」と称して、Emacsの布教活動をはじめた。


最後に、僕がエディタ関係なくサーバーの話をした。

月315円から使えるインフラサービス Gehirn Web Services がステキで恋に落ちるレベル。 - このブログは証明できない。




家に帰りながらすごく反省した。id:re_shikajiroに悪いことをしたなあと。そこで、大人げないEmacsに勝つためのプラグインを作ることにした。




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Emacsに画像を表示してドヤ顔id:kiwanamiさん。なぜこのシーンだけ写真撮ったんだとツッコまれたけれど、会場に到着してid:kiwanamiさんが座っているのを見つけた時点で、このシーンが訪れることは想定済みだった。


Emacsでスムーズに図形編集ができるようになるcacoo.elを作ってみた - 技術日記@kiwanami

DB操作ツール Emacs DBI を作ってみた - 技術日記@kiwanami




これは、Sublime Textに画像を表示するプラグインを作るしかない。


ライブラリを使った。リンク貼った時点でネタバレしてると思うけど、そこは我慢して欲しい。

jp2a -- JPEG to ASCII converter

Macだとbrew install jp2aでインストールできる。


とりあえず、みんな大好き「くまモン」の画像を表示してみよう。コントラストのはっきりしたくまモンを選んだ理由は想像がつくと思うけど、そこは我慢して欲しい。

プレゼントダウンロード | くまモンオフィシャルサイト

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Sublime Text 2のプラグインPythonで書くらしい、Pythonよくわからない。ごめんなさい。エラー処理してない。


import sublime, sublime_plugin
from subprocess import Popen, PIPE

class SublimeImage(sublime_plugin.TextCommand):
  def run(self, edit):
    edit = self.view.begin_edit('sublime_image')
    sels = self.view.sel()
    for sel in sels:
      url = self.view.substr(sel)
      cmd = "/usr/local/bin/convert %(url)s jpg:-" % locals()
      p1  = Popen([cmd], stdout=PIPE, shell=True)
      p2 = Popen(["export TERM=xterm && /usr/local/bin/jp2a - -i --term-height"], stdin=p1.stdout, stdout=PIPE, stderr=PIPE, shell=True)
      p1.stdout.close()
      out, err = p2.communicate()
      self.view.insert(edit, sel.b, out)
    self.view.end_edit(edit)

これに、ショートカットキーを割り当ててやる。コンソールから「view.run_command('sublime_image')」でも実行できる。デフォのショートカットとかぶってたら、ごめんなさい。


[  
  {  
    "keys": ["super+shift+i"], "command": "sublime_image"  
  }  
]



完全に何が起こるかわかってると思うけど、そこは我慢して欲しい。大人なんだから。


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画像のURLを選択して〜


command + shift + iを押すと〜


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きたよ!くまモン(?)きたよ!id:re_shikajiro見てる?


Sublime Text 2は、横にサムネイル(?)が表示されるので、そこを見るといいと思う。


くまモン(?)だー。わーい。


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ちなみに、このプラグインVimで書いた。




Vimテクニックバイブル ?作業効率をカイゼンする150の技

Vimテクニックバイブル ?作業効率をカイゼンする150の技

Emacsテクニックバイブル ?作業効率をカイゼンする200の技?

Emacsテクニックバイブル ?作業効率をカイゼンする200の技?

2012-11-14

[]月315円から使えるインフラサービス Gehirn Web Services がステキで恋に落ちるレベル。

あと1ヶ月もすればもうクリスマスだ。そしてまた1年と1ヶ月もすれば来年のクリスマスだ。アレも欲しい、コレも欲しい。でも、本当に欲しいモノって何だっけ?欲しいモノを聞かれて、すぐに答えていた子供の頃。歳をとるほどに、自分の欲しいモノがわからなくなる。そしてプレッシャーがかかると、思わず「からあげ」と答えてしまう。僕の欲しいモノは何なんだろう。


そうだ。サーバーだ。サーバーが欲しかったんだ。僕はずっとサーバーを探していた。昔はRailsが動くレンタルサーバーなんてなかった。専有サーバーを借りるお金などなく、ロリポップの525円の共用サーバーは当時としては珍しくRubyCGIが動いたので、妻名義で申し込んで(ごめんなさい!)、RailsCGIモードで動かしては画面遷移するたびに10秒くらい動かない画面を見つめたりしていた。最近は、ServersMan@VPSが490円で使えて安いんだけど、やっぱり遅かった。自宅にサーバーを置いたりもしたが、猫の毛が詰まって死んだ。




そうこうしているうちに、2012年。サンタクロースは明後日の方角からやってきた。ゲヒルンのGehirn Web Services。レンタルサーバーDNSKey-Value Store。レンタルサーバーのRS2は月315円から利用できる。ゲヒルンを立ち上げたのは、かつてブラッディ・マンデイの考察で一世を風靡した元高校生サーバー管理者の@isidai。宮崎で勉強会をやったときに初めて出会ったのだが、なんか知ってる気がするなーと思って帰って調べたら@isidaiだった。以来、彼について調べるときは、ブラウザプライベートモードにするようになった。


22歳のセキュリティーコンサルタントが立ち上げたのはたった315円で利用できるインフラサービス

ゲヒルンサービスサイト


ここで、からあげの話はいったん置いておいて、Gehirn Web Servicesを触った感想を書いてみようと思う。だけど、今回はそのうちのRS2というサーバーについてだけ。インフラまわりは詳しくないので、初級者から見た感想ということで。その前に再び話を戻すと、僕は勝手にレモンをかけられても何とも思わないタチなので心配しないでほしい。




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まずアカウントを登録するんだけど、登録画面やその後のコントロールパネルがとにかく速い。いろいろアレなんだと思うんだけど、初心者なので書かないでおく。とにかく速い。そして、サービスの説明を見ると、とにかく安全。で、とくに設定するところもなく、SSHアクセスする。その瞬間、なんかすごい衝撃を受けた。なんだろう。からあげと思って食べたら、バームクーヘンだった的な。しかもそのバームクーヘンには穴が開いていなかった的な。そんな衝撃。SSHアクセスするといきなりscreenが立ち上がっている。しかも、ウインドウの切り替えが^t^tになってる。しかも、ログインシェルzshになっている。しかも、.zshrcを見るといろいろ設定されている。今時のサーバーってみんなそうなんかな?どうだろう。新人の女の子が風邪で休んだ先輩エンジニア高良健吾似)の代わりに会社のサーバーアクセスしたら.zshrcの設定が自分と一緒で恋に落ちるという物語があってもいいと思う。




なんか、文章書くの飽きてきたので、ここからスクリーンショットをたくさん載せていきたい。後から気づいたんだけど、もうひとつアカウント取ってスクショ取ればよかった。見苦しくて申し訳ないと同時に、スシが食べたい。


RS2はrootを取ることはできない。しかし、後述するfakerootという機能(念能力?)を使うと、rootになった夢を見ることができる。fakerootしなくても、rs2というコマンドが用意してあって、これでいろいろできるようになっている。評価版で使ってたときは要望出したら分単位で更新されたりしてたので、rs2コマンドでできることは今後どんどん増えていくんじゃないかと思う。




RS2の特徴。安くて速くて安全。MAGIシステムもRS2の上に構築されるんだろうと予想している。


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料金プラン。安すぎて、申し訳ないんだけど、頭おかしいんじゃないかと本気で思った。ひとりで作ったので人件費がかかってないってことらしい。


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自動的にスナップショットが撮られていくので、何かあっても安心。なんだけど、ディスク容量をとられるので、不要な分は消しとかないと。(ゲヒルンのtakaさんから連絡がありました。スナップショットはユーザーのディスク容量を消費しないらしいです!実はそこでお金とるビジネスかと思ったら、何考えてるんですか!)


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データベースGUIでいくつも追加できる。ロールバックもできる。


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SSHアクセス


.zshrcにはちゃんと説明が入ってる。ステキ。リツコが母親のメモを発見した的な。


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.zshrcの設定の一部。zsh使ってない人は、これを機に乗り換えるといい。シンクロ率が上がるはず。


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.screenrc。^t^tに変えてる人は多いはず。ログアウトすると自動的にデタッチ、再度アクセスすると自動的にアタッチされる。後述するfakerootとか使ってる時に便利。


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rs2コマンド。今後いろいろ増えていきそうな気がする。


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rs2コマンドでrubyインストールして利用。rs2 use rubyすると、suする感じでrubyを使える状態になる。rs2 install rubyするとRVMが勝手に入る。僕はこの状態の遷移をよく理解してなくて、あれ?どういう状態だっけてなる。たぶん3人目だから。


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rs2コマンドでRailsも使えるんだけど、上記のように状態を把握していないので、管理しやすいようにuse rubyした上でrvmで好きなバージョンのRubyにして、自分でgem install rubyした。ここでRS2のリバースプロキシ機能が役に立つ。独自ドメインを持ち込めるんだけど、その時に転送先のポートを選択することができる。


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例えば、redmine.shunsuk.netへのアクセスを61043で受けるように設定する。Rails側はWebサーバーPassengerとか使わずにWEBRickやThinでポートを指定して起動しておくと、http://redmine.shunsuk.netへのアクセスが、localhost:61043で処理される。


% rails s -e production -p 61043

Redmineを動かしてみたけど、すごく速い。光速でチケットをさばける気がしてくる。


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SSL証明書を持ち込めるので、Redmineもセキュアになってハピネスハリケーンだと思う。


無料SSL証明書+Gehirn RS2でセキュアなドメイン環境をキメる! | 諸多日記 - isidai




やっと、fakerootまできた。この念能力をを使うと、rootになったかのような夢を見ることができる。詳しくは、@isidaiの日記で。後半ムズカシイこと書いてある(読んでない)けど、rs2コマンドを使うと超カンタンに夢を見る事ができる。しかもサーバーとの接続を切ってもscreenで再アタッチできるので、夢を見続けることができる。


Gehirn RS2「仮想root」について | 諸多日記 - isidai




aptitude installとかでいろいろインストールできる。上の記事読んだら、apt-getも使えるのか。NginxとかMongoDBとかインストールしたり。とりあえず、slコマンドが使えないと仕事にならないので、use fakeroot + aptitude installでインストールしてみた。


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slコマンド発動。slシェルスクリプトなのでroot必要ないってツッコまれた。大人ぶってHaskell処理系とか入れてみたけど、普通に入った。でも、大人ぶってただけなので、使ってない。


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こんな感じで、レンタルサーバーとRS2のいいとこ取りで、いきなり環境が整ってるうえに、ある程度の自由度がある。こうしてみると、フリーランスやスモールオフィスなんかでクライアントWebサイトを扱ってる人には、最適なサーバーなんじゃないかという気がする。315円のプランだと再販ができないんだけど、上位プランにしてクライアントのサイトをホスティングすると、ランニングコストは低空飛行で済む。ビジネスが上昇飛行できるかは別問題だけど。


現時点で、WordPressEC-CUBEの自動インストールがついてる。これも今後増える気がする。なんかもう、みんな借りたらいんじゃないかな。こんな記事読まないで。


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ゲヒルンの名前の由来がネルフの前身の機関だと聞いてエヴァネタを挟んでいこうとしてたけど、途中で諦めたのがバレていないか心配でしかたない。なしろ夜中にリアルタイムで見て以来、映画も何も見ていないから。ゲヒルンがネルフ社名変更するまでには復習しとく。


評価版であまりに気に入ってしまったため、お金払って使い続けたい!と現金で払おうとしたら困ってた。ごめんなさい。22歳の@isidaiのブラッディ・マンデイの記事に憧れてヘンタイの道を歩んでいる高校生エンジニアが地元にいるんだけど、そんな若人(わこうど)たちを目の当たりにすると、自分の人生は何だったのかと自問自答するようになる。


僕が二十歳までにやらせて頂いたこと:isidaiの考察日誌 - CNET Japan




欲しかったサーバーは手に入った。じゃあ、次に欲しいモノは?本当に欲しいモノは何なんだろう。クリスマスはもう目の前だ。いったい何だ?何だ?




からあげ!!




大分食巡礼からあげ八十八ヶ所巡り

大分食巡礼からあげ八十八ヶ所巡り

2012-11-13

[]くまモンの国について。クリエイティブな意味で。

大学では生物学をやってたんだけど、独学でプログラミングをやってたら面白くなって、ソフトウェア開発の仕事をしようと考えた。ところが、くまモンの国(当時くまモンはいなかったが、出身都道府県がバレないようにあえてこう書かせて欲しい)では、ソフトウェア開発をやっている企業が見つからなかった。リクナビでは。そこで福岡ソフトハウスに就職した。最初の脱国。


5年ほど福岡で働いて、独立しようと思ってたのと、3人目の子が産まれるのが重なって、熊本の実家に帰った。Web制作会社で働いたり、フリーランスの個人事業をやったり、企業のソフトウェア部門(ひとりだったけど)を作ったり。そうこうしてると、くまモンの国ではソフトウェアビジネスはやりずらいかなと感じるようになった。そして、スシが食べれると聞いて再び福岡にやってきた。二度目の脱国。




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個人的には、くまモンの国には「デキる」経営者が多い気がしている。ただ、「デキる」というのが個人的なスキルが高いという意味で、組織でうまくやっていくことが苦手な方が多いかもしれない。聞いた話がほとんどなので、実際はどうなのかわからないけれど。良くも悪くも「肥後もっこす」なのかも。




ちょうど、くまモンがブームになる1年間、単身赴任をしていた。月に数回帰省するのだが、帰るたびにくまモンに侵蝕されていく故郷。店には次第にグッズが増えていき、ポスターはもちろん工事現場の看板にまで出没するようになった。そして県からの納税関連の通知書も、くまモンの付いた封筒に入って送られてくるようになった。さらに時は流れて、福岡でもくまモンのグッズを扱う店が増えてきて、AKB48を見ない日はあっても、くまモンを見ない日はないんじゃないかという事態にまで発展した。


県民性なのかどうなのかわからないのだけど、くまモンの国の人が集まると内を向いてしまう傾向があるのを感じていた。盛り上げて行きましょう!と掛け声をかけるんだけど、内々だけで盛り上がるイメージ。くまモンの面白いところは、元々の誕生の目的でもあるんだけど、とにかく外に向いていたところだと思う。


内だけで盛り上がってると書いてしまったけど、もともと草の根の盛り上がり方は面白さを感じている。新しもの好きの人を「わさもん」と呼ぶんだけど、これも県民性として上げられる。Ustreamは早くからチャンネルやスタジオがいくつも作られ、Facebookコミュニティ勉強会も早くからはじまった。くまモンの国には、そういう土壌がある。




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震災から時間が経ち、西に「避難」してきた人たちがその土地に定住するようになってきた。そして、「地方」というのがある種クリエイティブな意味を持ってきた今日この頃。


くまモンの国を見つめなおす最初のきっかけは、新政府の初代内閣総理大臣に就任した坂口恭平氏について知ったときだった。いきなり最近の本や記事を見るとぶっ飛んでるように見えるけど、0円ハウスから辿ると、むしろおかしいのは自分なんだという気になってくる。

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

独立国家のつくりかた (講談社現代新書)

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)




Web Designingの最新号では「ローカルで生きるためのWeb仕事」という特集が組まれている。そのトップは、熊本(あ、書いちゃった)で町家を再生して自宅&仕事場にしている「暮らしかた冒険家」のおふたり。

Web Designing (ウェブデザイニング) 2012年 11月号 [雑誌]

Web Designing (ウェブデザイニング) 2012年 11月号 [雑誌]


あのへんにアーティストとかクリエーターとか集まってきてて面白いという話を聞いていて、以前から気になっている地域だった。




それから、Web制作のフルスケールが紹介されていた。九州すし市場のサイトはいろんなところで紹介されているのでWeb系の人だと目にした人も多んじゃないかと思う。熊本にいた頃、事務所が近くで、あのあたりは何故かIT系の企業が集まってた気がする。

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尾方さんとは挨拶と仕事の話しかしてないので、今度遊びにいきたいなー。いきたいなー。




熊本狂気に近い何かがあって、とくに犯罪系を調べると常軌を逸した感じなのが出てくる。ここには書かないけど。。くまモンのアレも狂気を感じるし、森高千里とか狂気を感じる。最近だと、橋本愛とか。また、プログラミングの話をすると、熊本は「Lispの国」として知られている。熊本勉強会に参加すると、自分以外全員Lispをやっているように錯覚する。

10人のLispハッカーを集められないなら、 たぶんあなたの会社はソフトウェアを開発するのに適さない都市にいるんだ

vallog: 日記(3分の1ルール)

インフォテリアの平野社長は福岡セミナー熊本弁で講演していた。その後のプレゼンで真似しようと思ったけど、その勇気はなかった。。




Web Designingの「ローカルで生きるためのWeb仕事」特集では、福岡のクリエイティブスポットが紹介されていて、アラタナ研究所も電話取材を受けてチラッと掲載されている。僕はまだ福岡を離れるつもりはなくて、とにかくここで実績を残そうと決めている。福岡はクリエーターのコミュイティ活動が活発で、自分は最近引きこもっているんだけど、もう少し落ち着いたらいろいろ参加したい。


Creative Spot




ただ、ここで言いたいのは、熊本がどうとか、福岡がどうとかじゃない。「大分」だ。大分がヤバイ。けして派手ではない。派手ではないんだけど、大分県民はデフォでヘンタイなんだと思う。もちろん、いい意味で。下のリンクなんかは、ほんの一例でしかない。来年のうちには大分で大きな動きがあるんじゃないかと予想している。




なんだか長くなってしまったけど、まとめると、


大分はじまった。




大分食巡礼からあげ八十八ヶ所巡り

大分食巡礼からあげ八十八ヶ所巡り