ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリスト村田諒太(27=三迫)に新戦略が打ち出された。衝撃のTKO勝ちを飾ったプロデビュー戦から一夜明けた26日、村田は記者会見に臨んだが、マッチメークを担当する帝拳ジムの浜田剛史代表(52)が本紙に注目発言。層の厚いミドル級で世界挑戦を実現させるため「記録より記憶」に残る試合を組んでいく方針を明かしたのだ。
プロデビュー戦で圧倒的な力を示した金メダリストは「とりあえず勝ててホッとしています。ヘッドギアがなく、10オンスのグローブでやる雰囲気を味わえたのがよかった」と振り返った。注目のプロ2戦目も年内に日本で開催する予定だ。
すでに村田サイドには対戦オファーが殺到し、名乗りを上げるボクサーも多い。だが、村田は「僕とやりたい人ができるわけじゃない。全部やっていたら、何十戦あっても足りない。『自分とやれ』というような言い方はやめてもらいたい」と売名が目的のような対戦アピールにくぎを刺した。
では、今後どのような路線を歩むことになるのか? 村田のマッチメークを行う帝拳ジムの浜田代表は「ミドル級での世界挑戦を考えると、ただ白星を重ねていけばいいものではない。たとえ『無敗記録』を作っても相手が無名選手ばかりでは、世界にアピールすることはできない」。
選手層の厚いミドル級で世界戦を実現するには“かませ犬”との対戦で連勝記録を作り、その実績を武器にする手法は通用しないのだ。同代表によると、たとえ試合に敗れても、いい内容のファイトを見せた方が海外での評価は高まり、マッチメークもしやすいという。
実際、帝拳にはかつて無敗で東洋太平洋ミドル級王者になった佐藤幸治(32=引退)が所属したが「いざ世界戦をしようとすると『誰?』となってしまった」(浜田代表)。そこで「記録よりも記憶に残るボクサー」を掲げ、今後もあえて格上や強敵との対戦を模索していくという。
村田は、この新戦略について「高い壁があるほど、飛躍するいい材料になる」と大歓迎。
注目の金メダリストは、いばらの道を突き進む。
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