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【大リーグ】

イチロー、メジャー通算2725安打 R・アロマー超え、チッパーに肉薄

2013年8月27日 紙面から

◇ヤンキース3−2レイズ

 【セントピーターズバーグ(米フロリダ州)穐村賢】R・アロマー超え&チッパーに肉薄!! ヤンキースのイチロー外野手(39)は25日(日本時間26日)、敵地でのレイズ戦に2番右翼でフル出場し、5打数2安打1得点。今季27度目の複数(マルチ)安打で勝利に貢献した。メジャー通算2725安打は、巧打好守でならし、殿堂入りも果たしている元二塁手、ロベルト・アロマー(元ブルージェイズなど)の2724安打を抜いて歴代58位。昨年現役引退した元三塁手、チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)にもあと1安打に迫った。残り32試合、今季中に一気の歴代50位以内入りも見えてきた。

 イチローも尊敬する名手の記録をこの日、鮮やかに抜き去った。6回の第3打席に遊撃への内野安打で13打席ぶりとなる安打を放つと、8回の第4打席でも痛烈な右前打。メジャー通算2725安打とし、2011年に野球殿堂入りしたR・アロマーを抜いて歴代58位に浮上した。

 生涯打率3割を誇り、10度のゴールドグラブ受賞経験のある名手、R・アロマーの記録を抜いたことを伝えられると、「アロマーは(走攻守の)トータルで一番いい選手の一人と思っていた。こっちに来た時、(彼との安打数差は)だいぶ遠かったですから」。01年のマリナーズ加入時で既に2000安打以上を記録していたR・アロマー記録をメジャー13年目にして超えたことに感慨深げな表情を見せた。

 日米通算4000安打到達時もそうだったが、これまでは比較される選手と“距離感”があった。P・ローズもT・カッブも映像でこそ見たことがあるが、生でそのプレーを目にしたことがない。だが、R・アロマーは違う。「(現役時代を知る)そういう選手の方が何となく実感がわきますね。見たことがない選手と比べられてもという気持ちはある」と現役時代が重なり、自らがマ軍移籍した当時、首位打者争いを繰り広げるなど、まだバリバリの現役だったR・アロマー超えに達成感もひとしおだった。

 4000安打以降はやや陰りの見えていた打撃もこの日の2安打で復調気配。昨年まで現役だったブレーブスの顔、C・ジョーンズ超えも秒読みとなった。歴代50位の元外野手、アンドレ・ドーソン(元エクスポズなど)の記録(2774安打)までもあと49安打。残り32試合、2試合で3安打強とペースが上がるようならば、一気にベスト50入りもある。

 

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