はだしのゲン:閲覧制限に意見書 日本漫画家協会
毎日新聞 2013年08月27日 12時56分(最終更新 08月27日 13時08分)
日本漫画家協会(東京、ちばてつや理事長)は27日までに、漫画「はだしのゲン」の閲覧制限について「表現規制につながりかねず、憂慮すべきこと」などとする意見書を発表した。
意見書では「大人たちの無自覚な傲慢さと、本来尊重すべき、子供の感性への過小評価を強く疑わせる」と行政による閲覧制限を批判。国に対しても「自国の文化的な多様性を前向きに評価し、その自由さを保障する表現の手段について、可能な限り寛容でおおらかでいてほしいと強く願う」と訴えている。
「はだしのゲン」をめぐっては、松江市教育委員会が市立小中学校に閲覧の制限を求めていたが、26日に要請撤回を決めた。(共同)