1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 19:27:13.03 ID:tm/oYHT9o
姫子「竜華さんに…会いたかです」の続き
――
夏休み 新道寺部室
姫子「………」ポー
煌「姫子はボーッとすることが増えましたね」
姫子「うん……まさかぶちょーと付き合うことが出来るなんち思いよらんやったから…」
姫子「なんか、夢みたいで…」
煌「長年の恋が実ったようで…すばらですっ」- 2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 19:28:21.22 ID:cI4iQ1XSo
何で最近竜姫流行ってんの?- 4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 19:29:35.99 ID:Gz4seJL7o
>>2
ビックウェイブってやつじゃね?乗るか乗らないかは各自の自己責任- 3 :竜姫と見せかけた完全な怜竜・哩姫スレです 2013/08/25(日) 19:29:17.39 ID:tm/oYHT9o
姫子「大阪行って、竜華さんと相談してたら、ぶちょーが飛んできてくれて…」
姫子「突発的やったけど、竜華さんに会ったのが、結果的に良かとやったね」ウンウン
煌「(……………大阪といえば)」
煌「(千里山のあのお二人が少し気がかりですね…)」
煌「(あの調子ですと、清水谷さんは園城寺さんの気持ちどころか、自分の気持ちにすら気付かないですね。それは非常にすばらくない)」
煌「(うーん……)」
姫子「竜華さんともアドレス交換したし、仲良うなれたらいいなぁ」
煌「え、いつのまに」
姫子「帰り際に交換したっちゃん!ぶちょーにも許可貰うとるから大丈夫よ」
煌「(……ふむ、少し危険な賭けかもしれませんが、やってみましょうか)」
煌「……姫子」
姫子「うん?」
煌「ものは相談なのですが…」
千里山 部室
船Q「新道寺のお二人の告白シーンを見届けたにもかかわらず…」
セーラ「竜華が全く変わらんかった?」
怜「そう!もうホンマ信じられん!」
怜「まあ告白は急展開だったから納得できんでもわかるけどっ」
怜「竜華、ウチと新道寺の部長がなんで文句言ってるのかすらわかってないみたいやった」プンプン
泉「それは……重症ですね」
セーラ「ホンマのホンマでアホやったんやなあいつ…」
ガラガラ
竜華「おっはよー♪遅うなってごめんな!」
怜「!竜華………」
船Q「おはようございます」
泉「なんかえらい機嫌ええですね」
竜華「そうなんよ!聞いて!」
竜華「あんな、この練習の後福岡に行くことになった!」キラキラ
怜「…………は?」
セーラ「……(このアホはぁ…)」
竜華「梅が枝餅やろー、ラーメンやろー、あと唐戸市場!楽しみー!」
船Q「食ってばかりですやん…あと最後のは山口ですよ」
泉「……あの、誰と行くんですか?」
竜華「行きと帰りは一人やけど、福岡を姫子ちゃんに案内してもらう約束になってん!」
船Q「(泉、余計なことを…)」
怜「……………(また、姫子ちゃんか…)」
竜華「楽しみやわー!怜、お土産買ってくるからな!」
怜「……べつに、いらんわ。お土産なんか」プイ
竜華「え…?」
怜「……ええから、早よ練習しようや」
竜華「…………ああ、そうやな、ごめん」
竜華「(練習開始ギリギリに来たのに無駄話するべきやなかったな…反省しよ)」
セーラ「(いや、そこやないって)」
―
竜華「はい!じゃあ今日の練習終わります!」
アリガトウゴザイマシター
竜華「さ!福岡やー!」ワクワク
怜「………………」イライラ
後輩「」カタカタ
船Q「(園城寺先輩って、イライラしてると打点急激に上がりますよね…)」
セーラ「(今日怜にあたった2軍の子はドンマイやったな…)」
竜華「あ、怜!」
怜「………なに?」
泉「(ここで、『一緒に行こうや』っていうだけで機嫌治るんですけど…)」
竜華「お土産、『ひよこ』と『とおりもん』どっちがええ!?」キラキラ
船Q「(……まあ、無理よな)」ハァ
怜「………お土産いらんっていいよるやろ。さっさと行ってきいや」
セーラ「(怜も一言、『ウチも行きたい』って言えば済む話やのに…なぁ)」
竜華「んー、じゃあウチのおすすめ買ってくるわ!じゃあまたねー!」ガラガラ
パタン
prrrrrr! prrrrrr! prrrrrr!
怜「…………」ピッ
怜「…お前んとこの姫子は、ド阿呆かぁ!」
『こっちのセリフやっ!何考えとるんかおまんのタラシはぁ!』
泉「(……新道寺の部長さんですかね)」
セーラ「(確認もせんと電話に出て啖呵切るって、相当イラついてんな)」
泉「(……こっちに飛び火しなくて、助かった……)」
船Q「(いつの間にあの二人番号交換しとったんですか)」
――
>>8
html化依頼って取り消せるの?
諦めてた
小倉駅
姫子「すみません、いきなり来てもろうて」
竜華「全然!どうせ暇やったしな♪」ニコッ
姫子「(相変わらず爽やかに愛想振り撒く人っちゃなー)」
姫子「とりあえずお昼食べに行きますか?」
竜華「あ!ラーメン食べたいっ!案内よろしくー!」
姫子「お任せあれですよ!…さ、こっちです」
―
新道寺 部室
哩「もうっ!花田も花田ったい!なしてあん女に姫子を売るんかちゃ!」
『花田って…あのすばら先輩ですかね?』
『あ!?すばらがこのデート画策したんか!?』
哩「そうばい!姫子に誘うようけしかけたみたいっちゃん!」
『おまえ…トバしたろかぁ!』ガルル
『怜…落ち着け…』
煌「申し訳ないです…少し、考えるところがありまして」
『考えるってなんや!』
『落ち着けって!Be cool!』
『うちの園城寺先輩がご迷惑おかけして…すいません』
煌「全然迷惑ではないですよ。こちらこそすみません、清水谷さんをお借りしてしまって」
『ウチの竜華や!貸さへんでっ!』ガオオ
『怜!Be cool, Be coolや!』
哩「姫子……姫子ぉ……」
煌「(いろんな人を悲しませています…とてもすばらくない…ですが)」
煌「(姫子なら…うまく清水谷さんに園城寺さんを意識させることができるはずです!)」ゴッ
公園
竜華「やー、ラーメンおいしかったわ!おおきに!」
姫子「喜んでいただけたみたいで何よりです」
姫子「あ、竜華さん、あっち座りましょ」
竜華「うん!」スワリ
竜華「ここもきれいなとこやねー」キョロキョロ
姫子「いえいえ…(…よし、花田に言われた話を切り出す時が来よったばい)」
姫子「…ねえねえ竜華さん、恋バナしませんか?」
竜華「ええで!って言っても、ウチなんも知らんけどな」アハハ
姫子「そうなんですかー?(でしょーね)」
姫子「やったら、まずは私に何でも聞いてくださいっ」
姫子「私、恋愛博士ですから」ドヤッ
竜華「ははっ!頼もしいなぁ」クスクス
竜華「んー……じゃあ、そもそも、付き合うってなんなん?」
姫子「(やっぱりそこからとね…)」
姫子「付き合うって言うのは、好きなモン同士が告白して、関係を作り上げることです」
竜華「告白はわかるで!ようクラスでも聞くからな!」エヘン
竜華「その『好きなモン同士』ってのがいまいちわからんのよね~」
姫子「好きな人とか身近におんしゃらんとですか?」
竜華「えー、好きな人…いっぱいおるしわからんよ」
姫子「………園城寺さんは?」
竜華「え?なんで怜が出てくるん?」
姫子「……園城寺さん、竜華さん好きですし」
竜華「んー?…まあそうやろうけど」
姫子「(意味を勘違いしとろうな…ちょっと突っ込んでみるばい)」
姫子「…竜華さんは、園城寺さんが好きですよね?」
竜華「もちろん!セーラや泉や浩子も好きや!あ、姫子ちゃんも好きやで」ニコ
姫子「(やっぱり勘違いしとらすなぁ…)」
姫子「(ほんで、そんなことサラっと言うから天然たらしとか言われるとですよ…)」
姫子「違いますよ、そういう好きやないです」
姫子「その…恋としての好き、です」
竜華「恋としての好き……?」
竜華「んー………全くわからん」ムゥ
竜華「恋としての好きって、普通の好きと何が違うん?」
姫子「えーと……こう、心がふわふわするというか…」
姫子「その人のことを考えるとドキドキしてきて…」ドキドキ
姫子「それでずっとその人のことを考えちゃうっていうか…」カアアア
竜華「…抽象的すぎてようわからんわ」
竜華「なんか、具体的な判断基準はないん?」
姫子「そうですね…ちょっと即物的ですけど…」
姫子「竜華さんは攻めっぽいですから…」
竜華「(攻めってなんや?)」
姫子「こう…腰を抱き寄せて、顎をクイって自分の方に向けるんです」
姫子「その体勢で、その人にチューしたくなったら、それは好きってことですよ」
竜華「うーん…………」
姫子「………あ、実践しちゃだめですよ?想像でやってくださいね」
姫子「で、園城寺さんにそれをやるところを想像して…」
ダキッ
姫子「え?」
グイッ
竜華「こう?」
姫子「(えええええええ)」アセアセ
竜華「(…んー、キス……したい………?)」ウーン
姫子「(か、顔が近すぎるばい!)」
竜華「(姫子ちゃんには、恋としての好きやないってことかな?)」
姫子「は、離して下さいっ!」バッ
竜華「…あ、ラーメン臭かった?」
姫子「そ、そうやなかです!」
姫子「私にはぶちょーという恋人がっ……」
竜華「あれ、姫子ちゃんって白水さんと付き合ってるの?」
姫子「え?」
竜華「え?」
姫子「いやいや、告白したやなかですか、それも竜華さんの目の前で」
竜華「あー、そっか、好き同士告白したら付き合うんやもんね」
姫子「そっか、やないですよ!今の傍から見たら浮気ですよ!」
竜華「浮気はあかんってことぐらいはわかるで!」エヘン
姫子「じゃあ今の行為があかんってこともわかってください!」
姫子「ていうかこの判断基準、実践しないでくださいってさっき言ったでしょ?!」
竜華「へ?」
姫子「ええですか、抱き寄せるなんてことは、好きでない人からされてもしゃーしいだけです!」
竜華「(しゃーしい…?)」
姫子「ややもすればセクハラですよっ!セクハラ!」
竜華「(鬱陶しいってことかな…?文脈的に)」
姫子「今後こういうことするのは、恋人にだけにしてください!」
姫子「ほんで、確かめるのは想像の中でやってくださいっ!」
姫子「わかりましたか!こんなこと恋人以外にしちゃダメですよ!」
竜華「う、うん、わかったわかった…」
姫子「そんで、ちゃんと考えて今の自分の園城寺さんへの気持ちを早う確かめてください!」
姫子「(じゃないと絶対いろんなところに被害がでるっ!)」
姫子「…………」ハーハー
竜華「……つ、疲れた姫子ちゃん?膝枕する…?」
姫子「…………そ……」プルプル
姫子「…………それもダメやっち言うのがなんでわからんとおお!」ドーン
竜華「!?」
姫子「膝枕も、本来は好きなモン同士でしかやったらいかんもんばいっ!」
姫子「竜華さんは、恋人でもない人とスキンシップ取りすぎっちゃん!」
姫子「竜華さんがそんな勘違いしてしまうようなことばっかりするき…」
姫子「みょーな誤解を生みまくりでまわりが疲れようが!ああ!?」
竜華「(なんで怒られて…!?ってか北九州弁迫力ある…)」
姫子「とにかく!恋として好きな人以外には膝枕するのも抱きしめるのも禁止ですよ!」
竜華「は、はい…」
姫子「………!」ハッ
姫子「すいません…取り乱しました…」
竜華「いや、全然ええんやけど…」
姫子「……あ、もうこんな時間ですね。駅に戻りつつぶらぶらしましょう」
竜華「あ、うん……(な、何やったんや…)」
――
小倉駅
姫子「…今日は来ていただいて、ありがとうございました。」
竜華「うん!こっちも色々楽しかったわー!また遊びに来るねっ!」
姫子「……ひとつだけ、お願いしてもいいですか?」
竜華「?」
姫子「こん晩…園城寺さんに会ってください」
姫子「…ほいで、自分が、恋として誰が好きか、考えてください」
竜華「わ、わかった…じゃあ、ね?」
プシュー
姫子「………疲れた…久しぶりにあんなに怒鳴ったばい…」
姫子「…………うまくいったのかいってないのか、全くわからんよ、花田…」
千里山 部室
ギャーギャー
セーラ「…怜はなんしよる?」コト
船Q「ス○イプに移行して新道寺のすばらさんと部長と口論を繰り広げとります」コト
泉「………うわ、もう6時間たちますよ…」コト
セーラ「あ、それロンや、18000」
泉「げえ…親ッ跳……」
船Q「これでトビやな…3麻も飽きてきましたし、帰りません?」
セーラ「6時間も話すとか仲良すぎやろあいつら…」
怜「…もう竜華なんて知らんわ!福岡から戻ってくんな!」
哩「さすっか!大阪に戻さないかんばいっ!」
怜「なんでや!」
哩「決まっとる!姫子がとられようもん!」
怜「………なんや、哩は竜華に姫子ちゃん取られるくらいの仲しかつくっとらんったい」ニヤニヤ
怜「恋人なら、堂々と待っとったらええやん。余裕ないなぁー?」
セーラ「(ブーメランも甚だしいと思うけど…)」
船Q「(ちょっと博多弁上手になってきてますね)」
泉「(……え?違いが判らないんですけど……)」
煌「…姫子は簡単に崩れないくらい、深く深く部長を愛しておりますよ?」
哩「……そうやな、姫子を信じとらんやった私も悪い。ばってん……」
哩「…………おまんに言われとうない!」
怜「……なんやと」
哩「告白もまともに出来ん捻くれモンが調子乗りなぁや!」
怜「………!」ズキッ
哩「こっちに寄越すくらいなら引き留めるぐらいすりゃよかったっちゃん!」
哩「自分に素直になっとらんのは誰かっちゃ!」
煌「…部長、部長、Be coolです」
哩「…………すまん」
怜「……ウチやって…素直にならないかんことぐらい…わかっとるよ……」
prrrrrr! prrrrrr!
怜「……」
哩「…清水谷からか」
怜「……関係ないやろ」
prrrrrr! prrrrrr!
哩「…関係あるやろ。うるさいから早よ出りーや」
怜「……」ピッ
怜「……もしもし」
怜「は?………え?」
怜「…………いや、部室やけど……」
怜「………ああ、うん、わかっ…た、じゃ」ピッ
怜「………」
怜「…………………っ」カアアア
船Q「お?」
哩「怜……どうしたとね?」
泉「(さりげなく名前で呼びあうようになってますね)」
セーラ「(あんだけ話せばな)」
怜「……竜華が、今日泊まり来るって」
哩「!」
煌「すばらっ!(作戦、うまく進んでいるようですよ、姫子!)」
哩「それ…怜………あんた、」
怜「……帰る」トタトタ
哩「…一言、言わせてもらってええ?」
怜「…………?」
哩「頑張り、応援しとるき」
哩「ほんで、清水谷が姫子のこと考えんゆうにしちゃってくれ」クスクス
怜「………………頑張る、わ」
パタン
セーラ「この6時間の勢いとうって変わって静かになって帰っていったな」
船Q「照れてるのを言葉の勢いで誤魔化してるだけですもんな」
泉「新道寺のお二人、長い間お付き合いくださってありがとうございました」
煌「あ、部長は『姫子のもとに行くばい!』と帰られました」
セーラ「早っ!」
煌「さすがに九州の女性は情熱的ですね。すばらですっ」
煌「(清水谷さん………今日こそ、気付いてくださいね……)」キラーン
園城寺邸 怜部屋
竜華「ごめんなー?急に泊りに来るとか言っちゃって」
怜「……いや、全然気にしてないで」
竜華「えっと………あ、コレ、ふぐサブレやって」
怜「………福岡に行ってきたんやないの?」
竜華「?うん、駅前の土産屋で買うたで?」
怜「……まぁ、ええわ。夕飯も食べちゃったし、これは明日もらうわー」
竜華「美味しいでー!保証するっ」ニコ
怜「っ!………う、ウチ、お風呂入ってくる」
竜華「うん!行ってらー」
パタン
怜「……………お土産ありがとうって言えなかった…」
怜「素直にならんばって言われたばっかりなのに………」
怜「………ええわ、もうとりあえずお風呂に入ろ」
――
竜華「………怜を抱き寄せてキス、かぁ……」ウーン
竜華「…………全く想像出来ん」
竜華「でも実践はいかんって散々姫子ちゃんに言われたしなぁ…」
竜華「………そや!寝た後にやってみればええんや!」
竜華「お風呂もろうたで」ホカホカ
怜「ん。で、…何で今日泊りにきたん?」
竜華「それは………寝ながら話そか」ゴソゴソ
怜「え、待って…勝手にウチのベッドで寝んでよ」
竜華「?一緒に寝ればええやん」キョトン
怜「!?」カアアア
竜華「(……ん?一緒に寝るのは浮気やっけ?)」
竜華「(…………いや、姫子ちゃんそんなこと言うてなかったし大丈夫やろ)」
怜「な………な……」
竜華「おいで?」
怜「(…す、素直にならんば…………)」
怜「…………うん」
竜華「んー、二人やとちょっと狭いな」
怜「一人用のベッドやから、狭くて当たり前や」
竜華「怜、ちょっとこっちおいで?」ギュッ
怜「ひぁっ!?」ビクン
竜華「と、怜?大丈夫!?」
怜「び、びっくりしただけや……だいじょうぶ」
怜「(いきなり腰抱いてくるとか反則すぎるやろ…)」
竜華「(……起きてる時に腰抱いちゃった…姫子ちゃんに怒られるかな…)」
竜華「(…ま、ここまで来たら一緒や、顎を…)」スッ
怜「へっ?」
クイッ
怜「え、え、ええ?」カアアア
竜華「!」
パッ
竜華「ご、ごめん!」ドキドキ
怜「…い、いや、全然大丈夫や…で」バクバク
竜華「(い、いいいいいいい今、怜の顔がめっちゃ近くにあった…)」
怜「(りゅ、竜華に顎持たれて腰支えられて…顔があんな近くに…)」
怜「(心臓止まるかと思ったわ…)」
竜華「(……あかん、むっちゃキスしたい)」カアアア
竜華「(これが、恋ってやつなんか……)」
竜華「と、怜…」
怜「っ(あかん、竜華直視できへん)」クルッ
竜華「(…あれ、怜むこう向いてしもた)」
竜華「(ってことは、怜はキスしとうない…ってことなんかな?)」
竜華「あの、さ、」
怜「な、なに…いきなり恥ずかしかったんやけど…」
竜華「さっき、チューしたかった?」
怜「は!?」
竜華「……正直に、答えてな?」
怜「え、その…(……ヤバい、ドキドキが止まらない…)」
『哩「怜っ!素直に、ならんばっ!」』
怜「!(哩………)」
怜「……………」クルリ
竜華「ん?」
ギュッ
怜「…………うん」
怜「ち、ちゅー…して欲しかった」カアアア
竜華「っあ………」カアアア
怜「…………………」マッカ
竜華「………………」マッカ
竜華「(ど、どないしよこの空気)」
怜「……な、なぁ」
竜華「は、はひぃ!?」
怜「正直に、ちゅーしたいって言ったん、やから…」
怜「ご、ごほうび………ちょうだい?」
竜華「(ご褒美………?って)」
怜「」スッ
竜華「(やっぱ、き、キスやんなぁ…)」ドギマギ
竜華「(あれ、でも恋人同士やないとしちゃあかんのよね…?)」
竜華「(……いやいや、怜もチューしたいって言ってるんやから、需要と供給が成り立ってて…セーフ…?)」
怜「りゅうか………?」パチッ
竜華「!あ、ああ、ごめん!怜が可愛すぎて…って、あ」ドギマギ
怜「………とんでもないこと…口すべらさんといてよ…」マッカ
竜華「ご、ごごごめん」アセアセ
竜華「え、えっと、先に、ええ?」
怜「………うん」
竜華「う、ウチ、怜に恋しとるわ」
怜「………知ってるで」
竜華「へ?」
怜「竜華が気づいてなかっただけや。ウチはとっくに知ってたで」ヘヘ
竜華「………えっと」
怜「ついでに教えたるわ」
竜華「うん?」
コソッ
竜華「…?」
怜「ウチな、竜華に恋しとる」ヒソッ
竜華「!」
怜「やーっと、恋人同士になれるな?」
竜華「……なんや、えろう待たせたみたいやな、ごめん」
怜「…ねえ」
竜華「………うん」
チュッ
翌日
セーラ「付き合い始めた?」
怜「うん♪」
泉「やっとですか……」
竜華「…やっぱ、『やっと』って感じなん?」
船Q「そりゃあ、ね。フラグしか立ってなかったですから」
竜華「(フラグ………?)」
怜「とにかくこれで竜華はウチのもんや!姫子ちゃんにうつつを抜かさんでや?」ギュッ
竜華「…うん、もちろん」
――――
――
怜「もしもし、すばら!?聞いてや!昨日な、竜華がな~」
―
姫子「花田!?聞いて!部長がめっちゃカッコ良かったとって!」キャーキャー
―
哩「花田か?姫子に一か月記念のプレゼントあげようっち思いよるっちゃけど…」
―
竜華「すばらー、聞いてや!怜今日めっちゃ可愛かったんよー!」
――
――――
煌「…作戦は、大成功に終わったようですね、非常にすばらですっ!」
煌「みなさんのお話を聞けるのも、いろんな角度からものを見れるので、すばらです」
煌「……千里山のお二人が、未だに本名を覚えてくれないのだけは、すばらくない…」ショボン
おわり
乙です
さて次に竜華に会いにくるのは淡れちゃんか玄ちゃんか…
乙ー!
姫竜って無理あるカプだし仕方ないよ
哩姫も楽しみにしてますー!
G.E.M.シリーズ マギ アラジン
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煌は天使
45以降って45も入るんだが
無知なのかワザとか知らんけど>>1は気の毒
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