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【プロ野球】

内海 会心の虎狩り 巨人、きょう勝ってM24再点灯だ

2013年8月28日 紙面から

巨人−阪神 先発し好投した内海を手荒く祝福する巨人・原辰徳監督(左)=東京ドームで(会津智海撮影)

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◇巨人4−0阪神

 巨人が3連勝。1回に村田の2ランで先制し、4回は高橋由のソロと亀井の中前打で2点を加えた。内海は球を低めに集め、7イニング1/3を無失点。阪神は連勝が4でストップ。スタンリッジが振るわず、攻撃も3併殺で好機をつぶした。

     ◇

 エースが存在感を示した。巨人・内海が虎の勢いを止めた。3四球で2死一、二塁のピンチを招いた1回を無失点で乗り切ると、2回からはスキをみせずに7イニング1/3を6安打無失点。最後はブルペン陣の助けを借りたものの、チームトップタイの11勝目を手に入れた。

 「きょうは良い形で投げられたと思います。持っているものは全部出せました」。内海の顔には充実の笑みが浮かぶ。もちろん、原監督の評価も合格点。「ゼロに抑えたことでよしとしましょう」と労をねぎらった。

 今季の阪神戦はこれが初登板だった。内海は今回の直接対決がヤマ場になると考え、1カ月前からこの試合に照準を合わせてきた。映像で西岡や福留らをチェック。体調の方も調子がピークが来るように整えてきた。

 胸にあったのは役に立ちたいという思い。6勝で終わった前半戦を悔やんだ左腕は「阪神戦こそ恩返しのチャンス」と燃えていた。1回は慎重になりすぎたが、2回からは左腕を思い切って振って、内角を直球で攻めていく本来の投球。力で虎をねじ伏せた。

 3度目の優勝マジック点灯も目前。28日の試合に勝てば「24」、引き分けでも「25」が点灯する。内海にも最多勝の可能性が出てきた。「それは一試合一試合の積み重ねと思います」と最後は気を引き締めた左腕。終盤戦も安定感抜群の投球で、チームを頂点へ押し上げる。

  (川越亮太)

 

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