悪ノ・・・ (yatenyue)
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リグレットメッセージ~最後に残す言葉~


 「一人は嫌だよ」

     
    泥だらけの少女は倒れふし、つぶやいた。

 


リグレットメッセージ~最後に残す言葉~


 

 修道服を着た青藍は、ある街の海辺に立っていた。

 その手にはガラスの小瓶。

 その中には羊皮紙が入っていた。

 ボロボロだった彼女は修道女である少女に拾われ今は協会で働いていた。


 働くことでしか久遠を失った痛みを無視するすべがわからなかった。

 自殺することも自分をかばって死んだ久遠を思うとできなかった。

 昔、本当に昔。

 父様とかあ様が死んで、初めて久遠にあって、

 初めて連れ出してもらったこの街に留まるのは


 その思い出のせいでもある。


 
    「久遠言ってたよね。

   この海に願い事を流すと願い事が叶うって。

   あの時は、久遠がいてくれればいいって言ったけど。


 

   なんでいなくなっちゃったの?


  全部私のせいなのに。


  青の国が滅んだのも、緑の国の人が沢山死んだのもあなたが死んだのも。」


 ジャリっ

 何かを踏みしめる音が聞こえた。

 

 振り向くと、そこには私を拾ってくれたアカリがいた。


 「あなたが・・・悪ノ娘?

 あなたが  ミドリをっ・・」


 「ミドリさんの大切な子ってアカリさんだったですね

 いいですよ。

  そのナイフで私を刺しても」


 ナイフを振り上げるアカリ。


 私は静かに目を閉じた。


 痛みが訪れない。




 「あなたを殺しても何も帰ってこないわ。


  悪ノ娘 青藍はもういない。

  
     ここにいるのは、



  私の拾ったリンよ。」


 
 







 ガラスの小瓶が海に落ちゆっくりと進んでいった。




 ねぇ、


    もし生まれ変われるならば





   また、




     そばで






     
                    【ENd】



 文字数稼ぎで解説させてもらいます。

 基本うちの子たちに悪い子はいません。

 なので、悪くない子を殺すことなんて出来やしません。

 ちなみにうちの子をイメージを少しだけ

  共通過去主人公

  ・過去の記憶を持つのは罰です。

 ・基本的精神的には互いに依存気味
 力は最強レベル


 ・一人を除きこの時代の記憶はない。

 ・(この世界)→(錬金術と医術の発達した世界)→(5つの世界が重なり合い、影響しあう世界)

  →(裏から表を支配するマフィアのはびこる世界)→(魑魅魍魎がはびこり、絶対の権力者が存在する平安時代)→(中世のイギリスやイタリアに近い文化の世界)→

 (日本)→(1400年代ヨーロッパ)→(一部の特権階級とその他という階級社会。)→(ひとつの願いと引き換えの戦いの世界)→   そして今に至る。


 5つのは ぷちぷりユーシィの
 平安は 少年陰陽師の
 ひとつのは  まどマギの 世界   です。



 ・前世の記憶を思い出す時期に差異が見られる。
  早い時は生まれた途端(こういう場合は自殺してる)
  遅くても死ぬとき(ただしだいたいその時は早死、10代で)


 



    どもmyワールド展開してすいません。

    これで終わりますよ、うん。
 



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