真実
昨夜、日本動物福祉協会栃木支部の川崎さんから電話をいただきました。
栃木市大平町の伯仲の農村婦人研究会の敷地内に捕獲器が置かれてあり猫が死んでいたと言うものでした。
いろいろ川崎さんと話をさせていただき今の時点ではまずどこが仕掛けたのかもわからない。
明日、事実確認をしてから抗議すべき点は抗議して、発見したワンニャン会代表、前沢さんと私の3人で栃木県動物愛護指導センターに出向き改善できる点は改善してもらおうと言うものでした。
ところが公益社団法人日本動物福祉協会栃木支部長川崎さんは事実確認をしないうちにフェースブックやツィッターでこの事を拡散してしまいました。
なにも知らない方たちから又前のツィッター騒動の時のように栃木県動物愛護指導センターは日本一最低な指導センターだと烙印を押されてしまいました。
今朝一番で動物指導センターの課長さんと電話で話をさせていただきました。
猫の亡くなっていた状況から考えると何者かが死んだ猫を捕獲器の中に入れたのではないかというものでした。
亡くなった猫は目が溶け、お腹はガスが充満し、蛆も湧いていたほどの腐乱死体でした。
通常、24時間も立たないうちに死体がここまで腐乱することはありません。
近くに中島動物病院というところがあり、そちらの中島獣医さんが前澤さんが発見した前日の朝と昼の2回捕獲器の前を通り確認したがその時は猫は入ってなかったと証言されてます。
この中島獣医さんはその1週間前に誤捕獲されてしまった猫がいることに気づき、逃してあげたそうですが、こんなところに捕獲器を仕掛けることはありえないとセンターにも注意をした獣医さんです。
通常猫にしても犬にしても日のガンガン当たる餌も入ってない捕獲器内に入ることはありません。
仮に弱った猫が入ったと仮定するにしても、瀕死の猫が熱い日中餌も入ってない捕獲器の中にわざわざ入るでしょうか?
だとすれば何者かが猫の死体を入れたと考えるほうが普通では無いでしょうか?
捕獲器の中の中央にこの猫の死体はあったと聞きました。
現在も冷凍保存してあるそうですが、捕獲器の真ん中で横たわっていたことも何者かが捕獲器の中に入れた証拠だと思います。
通常は隅に猫の習性から考えると行くのが自然です。
捕獲器は栃木県動物愛護指導センターが栃木市市役所大平支所に貸し出したものだそうです。
先程電話をしてみましたが、大平支所の方で担当の方がおらず、何故その場所に捕獲器を仕掛けたのかは確認できませんでした。
いたずらに栃木県動物愛護指導センターを落としせしめるような表現はやめていただきたい。
私達がどれだけ努力をして栃木県の動物愛護に対して、県やセンターと協力しあってきたのか。
今年度行っている収容仔犬全頭救出も全国的に類を見ないものです。
これも官と民の協力なくしてはできません。
栃木県の動物行政が遅れているのは私も認めているところです。
ですが責めてばかりではなにも生まれません。
公益社団法人日本動物福祉協会栃木支部長川崎さんのスタンスは県やセンターを敵視するものです。
私も県やセンターに抗議することもあります。
そして大概は話を聴いてもらえます。
ですがあなたのやっていることは私達をも巻き込んで栃木県全体の愛護活動の評判を落としているだけです。
それほど公益社団法人日本動物福祉協会栃木支部長川崎氏の発言はそういうものをすべてぶち壊すほど、栃木県のイメージを悪くするものです。
現に今日も私のところやセンターに抗議の電話やメールが入っています。
なにも知らない無責任な人たちからです。
公益社団法人日本動物福祉協会栃木支部長川崎氏の正義感は私も認める熱いものがあることは知っています。
ですがその熱さ故に間違った方向性に行きがちです。
私は今日、日本動物福祉協会の事務局長さんにも苦言を呈しました。
川崎氏は支部長という役職にいる方です。
ですが今の川崎氏のスタンスは責任者として適任ではないということも伝えました。
仮にも日本動物福祉協会という看板を背負っているのですから慎重さも求められていいはずです。
センターの無責任な捕獲器の貸出には私も抗議しました。
そしてすぐに所長を含め幹部の協議でこれからの貸出に対しての対策を練ってくれました。
パンフレットを作り、置き場所や管理方法を徹底していただくというものでした。
私は、捕獲器を貸し出す人たちを対象に講習会もすべきではと提案しました。
それも検討してくださるそうです。
所詮、官と民、どこかでは平行線になってしまうことがあります。
しかし、欠点だけ言うのではなくどうしたら動物たちのために良くなるのか、協力しあうことが動物たちのために一番必要なことなのではないでしょうか?
栃木動物緊急避難所代表 巴 諭
090 7014 3689