「子どもが読みたい、見たいという本を、すぐに渡してあげられないのがつらかった」。松江市内の小学校の司書の女性は話す。「はだしのゲン」は多い時で、年間200回以上も貸し出す人気作品だ。
トピックス「はだしのゲン」同校では閉架措置の要請の後、「ゲン」を高学年の教室の本棚に置いた。原爆投下後の広島を撮った写真集など数十冊と一緒に移し、平和関連書籍の専用コーナーにした。学校として最低限、子どもたちが触れられる状態にしておきたかったという。
この司書は言う。「ゲンは子どもたちに読み継がれていくべき本です」