【ロンドン=欧州総局】27日のロンドン株式相場は反落。FTSE100種総合株価指数は前営業日の23日終値に比べ51.13ポイント安の6440.97で引けた。米国がシリアに軍事介入するとの観測に加え、米金融当局による量的緩和縮小の懸念で、構成銘柄の約8割が下落した。
銀行株が全面安。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は、国会議員らが同行解体の要求を強めているとの一部報道で4%超の下落。プルーデンシャルなど保険株も下がった。
鉱業株も軒並み売られた。アントファガスタは上期大幅減益が材料。
航空のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)も下落。原油高による業績悪化の可能性でアナリストが投資判断を引き下げたことが響いた。
半面、石油価格の大幅上昇を受けて、石油関連株が買われた。石油サービスのペトロファクは8%超の上昇。
金相場の大幅高を背景に、フレスニージョは7%超、ランドゴールド・リソーシズも4%それぞれ上がった。
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