南アフリカ:4~6月GDP、前期比年率3%増-製造業が好調
8月27日(ブルームバーグ):南アフリカ共和国の経済成長率 は4-6月(第2四半期)に1年ぶり高水準となった。製造業生産の増加が寄与した。
南アフリカ統計局が27日発表した4-6月国内総生産(GDP)は前期比年率3%増と、1-3月(第1四半期)の同0.9%増を上回る伸びとなった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト18人の調査中央値 では3.3%増が見込まれていた。
アブサバンクの法人・投資銀行部門のエコノミスト、ピーター・ワーシングトン、ミエラニ・マルレケ両氏は統計発表前に配布した顧客向け報告で「強い数字は景気の勢い加速ではなく、統計上の反動と捉えるべきだ」とし、「当行が7-9月(第3四半期)の見通しを下方修正するリスクは高まった。多くの主要産業分野におけるストが主な原因だ」と説明した。
南アフリカ準備銀行(中央銀行)によれば、ストのほか、消費者と企業景況感 の落ち込みで、同国の経済成長は7-12月(下期)に抑えられる可能性がある。同中銀は先月、今年の成長率は2%との見通しを示し、従来の2.4%予想を下方修正した。
原題:South African Second-Quarter Economic Growth Acceleratesto 3%(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ヨハネスブルク Rene Vollgraaff rvollgraaff@bloomberg.net
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更新日時: 2013/08/27 19:20 JSTニュース一覧
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