インド株(終了):約1週ぶり大幅安-ルピー過去最安値を更新
8月27日(ブルームバーグ):27日のインド株式 相場は約1週間ぶりの大幅安となった。指標のS&Pセンセックス指数は前日まで3営業日続伸していた。通貨ルピーが対ドルで過去最安値を更新したことで、インドからの資本流出が加速するとの懸念が高まった。
HDFC銀行 はここ4年余りで最もきつく下げ、13銘柄から成る銀行指数は1年7カ月ぶり安値となった。インド最大のエンジニアリング会社、ラーセン・アンド・トゥブロ は2012年1月以来の安値まで売り込まれた。国内最大の発電機メーカー、バーラト重電機 は10%の大幅下落。
27日の外国為替市場でルピーはドルに対し下げ、一時は過去最低の1ドル=66.0775ルピーとなった。
ムンバイ市場でのセンセックス指数 は前日比590.05ポイント(3.2%)安の17968.08で終了。ルピー安阻止の措置が経済成長を損ねるとの懸念が広がる中、同指数は年初来高値を付けた7月23日以来、12%下げている。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、海外勢は6月1日以降、インドの株式・債券から120億ドルの資金を引き揚げている。
原題:Indian Stocks Tumble Most in a Week as Rupee Sinks toRecord(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ムンバイ Rajhkumar K Shaaw rshaaw@bloomberg.net
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更新日時: 2013/08/27 20:41 JSTニュース一覧
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