ベランダに侵入の疑い 警部補を逮捕
8月20日 5時51分

鳥取県警察本部の４０歳の警部補の男が、先月、鳥取市内のマンションのベランダに侵入したとして逮捕されました。
調べに対して警部補は容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、鳥取県警察本部の捜査１課の警部補、安養寺正樹容疑者（４０）です。
警察の調べによりますと、安養寺警部補は先月１５日の午前２時ごろ、鳥取市のマンションの２階のベランダに侵入したとして住居侵入の疑いが持たれています。
この部屋には、３０代の会社員の女性が住んでいましたが、当時、部屋にいた女性の知人が不審な男に気付き、男がベランダから転落して走って逃げていました。
このため、警察が男の行方を捜査したところ、安養寺警部補が事件直後に腰の骨を折るなどの大けがをして休暇届けを出していたうえ、
目撃情報などから安養寺警部補の犯行の疑いが強まったとして逮捕したということです。
調べに対して「自宅の階段で落ちてけがをした」と供述し、容疑を否認しているということです。
警部補と女性とは面識がないとみられ、警察は犯行の詳しい経緯や動機について調べを進めています。
鳥取県警察本部の後藤恭治首席監察官は「被害者や県民に深くおわび申し上げる。事実関係を確認したうえで、厳正に対処するとともに職員の指導を徹底したい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130820/t10013887361000.html