美の巨人たち
毎週土曜日 13:00~13:30
もっと知りたい・・・そう思ったらあなたは「美の巨人たち」の虜かもしれません
美の巨人たちでは、多くの作品群から一枚の絵(作品)にスポットを当て、 その一枚に塗り込められた秘密を深く追いかける事で、美の巨人達の人間像をド キュメントしていきます。
毎回登場する絵、または作品がテーマ。・・・そこから感じられる作家の人 間くさい一面や世相、様々なエピソード・・・。作品に秘められたドラマや謎を探 りながら番組は展開していきます。作家は何故この作品を描いたのか...?その 描写と彼の生き方との関わりは...?作品や作家の生き方に大きく影響した時代 背景とは...?
また、そのドラマを作家と関わったであろう「ある人物」を証言者に設定し、その時代にさかのぼってその人物の目線で描いていきます。一枚の絵の作家 の内面・生活を証言する第三者。その存在によって、番組は人間ドキュメンタ リーであると同時に、ミステリアスな美術エンターテイメントとなるのです。 毎回どんな人物がストーリーテラーとなるのか?こんな見方も楽しみ方のひとつ。
美の巨人たち。30分間、ゆっくりとご鑑賞ください。
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ヒエロニムス・ボス 「快楽の園」[8月31日放送]
今日の作品は、美術史上最大の謎と呼ばれる問題作です。16世紀に活躍した謎の天才画家ヒエロニムス・ボスが描いた『快楽の園』。『地上の楽園』、『快楽の園』、『地獄』と名付けられた3枚のパネルから成る祭壇画風の作品です。描かれているのはピンク色の奇妙に明るい世界。一見すると美しい油彩画のようですが、よく見ると一糸まとわぬ人々が不思議な生き物や植物たちと戯れています。巨大な果実に、植物とも怪物とも判別がつかない謎の塔など摩訶不思議な世界が広がっているのです。一体、ボスはこの絵にどんなメッセージを込めたのか?謎を解く鍵は、『地獄』の部分に描かれた“ある男”が握っていました。
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宮本武蔵 「枯木鳴鵙図」[9月7日放送]
今日の一枚は、宮本武蔵作『枯木鳴鵙図』。生涯60を超える戦いにおいて一度も負けなしと言われる、言わずと知れた剣豪・宮本武蔵が描いた水墨画です。荒涼とした草むらから鋭く伸びた1本の枯木。そこに一羽の鵙が止まっています。一見すると静かな原野の風景ですが、枯木には何も知らずただ上を目指し必死に登る芋虫が。その存在に気づいた瞬間、静かなこの絵に命をかけた凄まじい緊張感が張りつめるのです。鵙が芋虫を狩る瞬間を見計らっている、生と死の間の世界。しかし、この絵単純な弱肉強食の図を描いたものではないのです。武蔵は、一体何を描いたのでしょうか?
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ガウディ『サグラダ・ファミリア』[9月14日放送]
今日の作品は、アントニ・ガウディ作『サグラダ・ファミリア』。着工以来129年、いまだ未完の教会です。建物には4つのファサードがあり、そのうちの3つにはそれぞれキリストの「生誕」「受難」「教え」をテーマにした壮大な装飾が施されています。天に向かって伸びる塔の数は現在8本。最終的には18本まで建つ予定で、それぞれがキリストやマリア、12使徒などを意味します。まさに石に刻んだ聖書というべき構成の建造物。しかし、この『サグラダ・ファミリア』、ただの教会ではないのです。では、一体何なのか?そこにはガウディの驚くべき構想が隠されていました。
出演者
[ナレーター]小林薫
オフィシャルサイト
備考
©テレビ東京