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[23032]KCIA創設者朴チョンヒ夫人と統一協会文鮮明との関係について by.愛人囲いの国枝はインチキ募金の実行犯だ 2007年02月15日(木) 18時30分 ■

[ 以下、KCIA創設者朴チョンヒ夫人と統一協会文鮮明との関係について ]★ http://hackjaponaise.cosm.co.jp/NorthKorea/bbslogs/nkoreabbs4210.html (日本語サイト)以下内容文。NORTH KOREA TODAY: BBS/Logfiles[記事表示に戻る] [ツリートップの表示に戻る] ◇-『北朝鮮は金のなる木』を豪語して統一教会の文鮮明と野合するマダム朴・朴敬允の正体を暴く!

-噂の真相:1992年11月4日(8/30-03:23)No.4210 ┗オウム真理教殲滅摘発劇に残る謎に満ちた不透明部分を追撃!

-噂の真相・1995年7月2日(9/8-17:37)No.4240トップに戻る4210 『北朝鮮は金のなる木』を豪語して統一教会の文鮮明と野合するマダム朴・朴敬允の正体を暴く!

噂の真相:1992年11月4日 8/30-03:23 噂の真相:1992年11月4日「『北朝鮮は金のなる木』を豪語して統一教会の文鮮明と野合するマダム朴・朴敬允の正体を暴く!」――高野孟はこれでもジャーナリストをまだ自称するつもりか!!

――野田紘一(ジャーナリスト)

● 「インサイダー」と謎の同居東京の麻布十番には変ったビルがある。オーストリア大使館の向かい側で、近くには韓国大使館があり、5階だての、見た目はごく当たり前のビルだが、表通りに掲げた看板には「インサイダー」と小さく書かれている。「国際ジャーナリスト」高野孟の発行する情報紙の事務所が入っているのだ。しかしビルには、なぜかもう一つ入り口がある。ビル横の駐車スペースを入って行くと、入口の上に「金剛山国際観光」と書かれた大きな看板が、表通りからは目立たないところに掲げられている。入ると「インサイダーへおいでの方は、こちらからは入れません」という断り書きが出ている。しかし、入ってみるとまったく同じフロア。「金剛山国際観光」と「インサイダー」のオフィスは入り口は別に構えているが、実は中でひとつに繋がっている。そしてこの金剛山国際観光こそ高野孟のスポンサーとしてしばしば本誌に登場する謎の女性「マダム朴」の経営する会社なのである。金剛山国際グループは、1991年10月に組織されたばかり。

5つの会社で構成される一大事業体である。1988年9月に北朝鮮との間でフィフティの比率で作った合弁会社「金剛山国際貿易開発会社」。同11月に羊角島ホテル建設を目的に成立した「金剛山国際観光会社」。北朝鮮への直行便を飛ばすための「金剛山国際航空」(エア・コリア)。経済・金融の自由化を踏まえた「金剛山国際株式会社」、そして「高麗商業銀行」である。資本金はそれぞれの会社が500万ドル。現在、平壌、北京、香港、東京、台湾に事務所を置いて活動している。これらグループを構成する企業の業務内容をみると貿易・通商、航空・運輸、観光・リゾート、建設、不動産、金融・証券ほか、商業のあらゆる範囲をカバーし、いずれも北朝鮮と密接に関係する。まるで北朝鮮の「仮設通商代表部」の趣きさえあるのだ。いったいこの金剛山図際グループとは、そしてそのオーナーである「マダム朴」とは何者なのか。

「マダム朴」は本名を朴敬允という在米韓国人女性。北朝鮮ロビーで金日成親子から対日交渉を商業面で一任され、日本の政治家もかなわぬ政治力で北の利権を一手に掌握する人物である。彼女の絶大なパワーを示す一例は、北朝鮮へのビザの発給である。金剛山国際観光は、なんとビザの発給窓口業務まで行っているのである。今回の北朝鮮と台湾の国交回復も彼女が橋渡し役であり、6月5日北朝鮮の大物政治家・催鼎根(朝鮮労働党貿易部長)の訪台も彼女のセッティングである。北朝鮮との窓口業務は、従来は朝鮮総連だったのだが、マダム朴は「朝鮮総連など頭の古い連中」と一蹴、相手にもしていない。「いくら社長がアメリカで財をなした女性だといっても、よほどのスポンサーなしにはここまで手広くやっていけない。朴のバックには文鮮明がいると思っていた。我々は彼女を北の内部撹乱を狙った韓国安全企画部の謀略の手先と考えていたくらいです」(「朝鮮新報」記者)いずれにせよ朝鮮総連、民団にとっては、朴敬允が非常に面白くない存在であることは間違いないだろう。

● マダム朴の〃“バツイチ履歴書”二度目の夫は大物経済人91年9月17日南北朝鮮の国連同時加盟が実現し、アントニオ猪木参院議員らの日本人有志が超党派で発起人になって「南北国連同時加盟記念祝賀会」が盛大に挙行された。仕掛人は「コリア・レポート」辺真一編集長である。その会場にマダム朴がいた。笑うとアキノ大統領に少し似ている容貌だ。マダム朴は57歳。1935年韓国忠清北道清州に生まれ、ソウルの首都女子高を卒業後、在韓米軍関係の事務員になった。表向きの履歴書では梨花女子大卒業と称しているが、これは虚偽の学歴である。彼女の英語力を磨いたのは女子大ではなくもっぱら米軍将校たちだった。後に米国人の紹介で渡米し、彼女はオクラホマ州立大で会計学とマーケティングを学ぶ。最初の夫(韓国人)とはそこでの学生結婚。卒業後ロサンゼルスに移り、夫は弁護士となり、彼女は不動産の斡旋業者になった。しかし最初の結婚はほどなく失敗した。

1974年、彼女の人生にとって最大の転機が、アメリカに不動産投資を目的にやってきた朴魯貞(日本名・安田英治)との出会いだ。秘書になり親密な関係を経て再婚し、マダム朴となった。彼女のビジネスセンスは夫の影響が強い。安田を知る経済人はこう語った。「安田英治氏は韓国生まれのビジネスマン。戦時中に日本に渡り財をなし、戦後の混乱期に東京・銀座にビルをたて、ローヤル・レコードという名のレコード会社を設立した。成功者として韓国人社会では知る人ぞ知る人物です。今でも彼の銅像がある八丈島のロイヤル・ホテルも彼の所有だった。熱海にもホテルを建設し、莫大な財を一代でなした。朴さん(安田氏のこと)は結婚でもマダムと同じバツイチでした。韓国で最初に結婚したのは17歳。そのときの子供が朴三圭、日本名・安田銀治という有名な人物です。アメリカのラスベガスでカジノを買って新聞を賑わせた、今は亡き実業家です」(前出経済人)つまり、マダム朴は安田銀治の父の後妻、義母に当たるわけである。

●朴正熙政権に裏切られた「セナラ自動車疑惑事件」亡夫・朴魯貞のことを「朴先生」と呼ぶマダム朴。夫の影響は大きい。夫が韓国で受けた仕打ちは今でも忘れないという。1963年ごろに起こった「セナラ自動車疑惑事件」のことである。この事件は1961年の朴正熙軍事クーデターの後、韓国経済復興策の一つとして韓国を代表する自動車産業を育成しようという国策から始まった。当時のKCIA(韓国中央情報部)部長の金鐘泌(現・民自党最高委員)から協力要請があり、朴魯貞は日本の日産自動車の部品を使ったノックダウン(現地組立て)の自動車会社「セナラ自動車」を設立した。ところが、政治との癒着を拒絶したために朴魯貞は生命を落とす寸前まで追い込まれた。韓国の政治経済に詳しい韓国経済紙の記者は、事件とその裏事情をこう振り返る。「朴魯貞は新政権の金鐘泌の資金源に利用されて捨てられた。韓国で一番最初の自動車会社だったセナラ自動車は利権の温床にされかかった。ノックダウンの車は生産コストが安いから価格操作しやすい。セナラの車にも金鐘泌の取り分が上乗せされた。しかし金鐘泌は配分増加や企業献金を強引に要求し、拒絶すると朴さんのパスポートを取り上げ、拘束し、拷問にかけた。

朴さんは傷だらけで釜山港から漁船に隠れ、密入国で日本へ逃げた」この事件は企業と政府の癒着疑惑として韓国では社会問題になった。朴正熙政権と敵対関係にあった北朝鮮の金日成は事件後に韓国入国禁止となった朴魯貞を覚えており、その妻だったというマダム朴を信頼したのだと韓国経済紙の記者は言う。「入国禁止が解けて朴さんは韓国で87年に亡くなり、350億円と言われた遺産のうち安田銀治が300億円を持ってアメリカに行き、残り50億円をマダムが相続した。銀治の死後は相続で係争中の不動産などもマダムには有利にはたらいた」遺産を受け継いで、彼女が朴魯貞の遺志から南北統一のためと、意気込んで最初に北朝鮮へ行ったのは88年の7月の末。彼女が特許を所有していた米糠と米油を分離する機械を売込むためだったという。そこで金日成親子に会い、金剛山開発の提案を受けた。それ以来、とくに金正日書記の厚い信頼を得てマダム朴は北朝鮮での活動を展開しているというわけである。

●国連同時加盟と合わせて北に合弁会社設立91年4月には名古屋ー平壌行きの民間人初の直行航空便、エア・コリアを在日朝鮮人実業家や旅行業者を乗せて飛ばし、6月には南北間の直接交易を実現。韓国からは米10トン、北朝鮮からは無煙炭やセメントを送る合意書を発表。バーター取引を成功させ反響を呼んだ。北朝鮮への企業進出を研究している経済アナリストは言う。「昨年9月の南北国連同時加盟とほぼ同時に金剛山国際グループの東京事務所が、韓国大使館近くの現在地に開設。だれでも日朝国交正常化のあかつきには、ここが北朝鮮の貿易代表部の役割を果たすのでは? と思った。現にビザ発給の代行機関のようですし、一企業の業務の枠を超えている。あの興銀が融資しているという噂さえある。興銀カリフォルニア支店開設には元KCIAの朴東宣が協力したというが、マダム朴は彼とも会っているんですから。また、黒沢洋頭取は個人的にマダムと親しいが、噂では弱みを握られていて頭が上がらないらしい」日本企業が外国に進出する際、資金を融資するのが日本興業銀行の役割。その点ではマダム朴に融資するのは筋違いである。

「確かにマダム朴は、金丸信の訪朝や現代財閥の鄭周永会長の訪朝をセットし、大字グループの金宇中会長の訪朝にも立ち会った。金正日書記と同じマンションに住み、専用のベンツで送迎されているVIPとして北では特別待遇を受けているし、韓国でも盧泰愚大統領の親戚で体育部長官の朴哲彦の個人的な相談役。アメリカの市民権をもっている彼女は韓国の反共法などは適用されない。興銀もそこに注目したらしい」(同)金丸信はじめ日本の政財界とも注目すべき人脈がある。昨年5月の名古屋ー平壌直行便には金丸信の長男の信吾、竹下派の野中広務が招待された。「もちろん自民党では羽田孜、石井一など竹下派が中心。アントニオ猪木とも親しいが、彼女は金丸とは特に親しい。金丸の行く所には必ず彼女がエージェントのように先乗りしている。北朝鮮訪問も本当の窓口は社会党ではなく彼女だ。台湾訪問も彼女が先に入っている。今年初め北朝鮮が対台湾の貿易を開放して以来、台湾と北朝鮮との貿易も彼女の金剛山国際グループが一手に握っている。

豆満江開発にも台湾が国連開発計画(UNDP)を通じて参加を表明したのも全部彼女の根回しだ。航空ルートも日本ー北朝鮮、台湾―北朝鮮、韓国―北朝鮮というルートはエア・コリアが押える。まだ商売は小さいが政治的には極秘ミッションの派遣など恐るべき影響力があるし、航空の利権は将来凄い金を生むだろう。金日成と金丸は金泳三を通じてホットラインをもっているが、北と南と日米を自由に動けるマダム朴と文鮮明には、金丸は頭があがらない。財界もミッションに参加した大企業は『マダム詣で』のつもりですよ。西武グループが金剛山開発に乗り気で、ある商社は20億ドル提示とか、羊角島ホテルのマネージメント権もヒルトンと全日空が競争したとか聞いているよ」(自民党の若手議員)すべては利権がらみの動き。

日朝国交回復をにらんでの根回しと事前の市場開拓だが、しかし、北とのつきあいの前提には大変な問題が横たわっている。「戦後賠償金の問題。金丸筋に聞いたら『北朝鮮側には200億から300億ドル要求させるよう、朴さんに伝えてもらう。そうすれば結果が半分でも100億ドル、3分の1でも60億ドルで手打ちができる。年間8億ドルの経済援助として出せば、その見返りだけで数年は安定した収入が見込める。自民党政権の安泰がかかっている』と平然とリベート期待発言をした」(前出の自民党若手議員)簡単に土下座外交をする理由は金だけで、心中では早く謝罪を済ませてしまいたいだけだという。エア・コリア機内のエピソードだが、金日成が金丸信宛に生きたボラを10匹土産に持たせた。生きたまま届けるという命令を受けて水槽にエアーを送るボラ要員が2人、平壌から3時間つきっきりで面倒をみた。飛行機が名古屋空港について朝鮮側のクルーと別れるやいなや、金丸の側近はドライアイスを買い、魚を凍らせて発泡スチロールの箱に投げ込んだ。「金丸信の腹のうちを象徴する出来事でしたね。北朝鮮には対日請求権の戦後賠償金として支払い、日本国内には経済援助という名目で送る。どちらにも都合のよい言い訳をするが利権のため。

心ない友情、うわべだけの友好ですよ。10匹のボラのことはマダム朴も知っているし、彼女もまったく同じです。知らないのは金日成と北朝鮮の人間だけですよ」(ミッション同行者)マダム朴自身も北朝鮮のことを平然と「金のなる木」と言い切る。そこだけは亡き夫とは違うと韓国関係の企業家は指摘する。「彼女のセリフでは、『北は天然資源の楽園で金のなる木。韓国がこれを利用しない法はない。そのためには統一するのが一番てっとり早い』。乱暴な考え方だと思いますが、彼の取り巻き連中の影響もある」(金剛山国際グループの関係者)

●マダム朴の取巻き連中にはウサン臭い面々がいっぱい金剛山国際グループの土地・建物の登記、会社登記を見ると、ユニークな人物たちが、マダム朴のまわりを固めているのが分る。「ビルのオーナー会社の役員は、金剛山グループの会社役員にも名を連ねていて問題の多い人物たち。なかでも中心人物は、西田憲正、関口勉という役員です。関口は金剛山国際グループの役員をいくつも兼任しているが、最近までアイ・ティ・エスという海外旅行代理店の会社を経営していた。この会社は、あの『幸福の科学』の出身母体として有名なGLAという宗教団体の『フィリピン・心霊治療ツアー』を扱い、高橋信次教祖と親交をもつなど、やたらと宗教がかった人物です。マダム朴のような資産家や高橋信次のような宗教家に近づく、詐欺師的な人間で、彼はフィリピンの心霊治療ツアーで知り合ったアメリカ人から、『日本人のすごい霊能者がいる』と紹介された。それが今、TV等で話題の霊能士・美穂希夕月なんです。

関口は彼女を利用して金もうけをしようと目論み、深いつきあいになったが、逆にアイ・ティ・エスを売却した5億円のうち1億円を彼女に捧げるハメになった。一時にせよ美穂さんも『関口は私のカレシなの』と紹介していたほどです。役員の五十嵐啓子は、関口の愛人という噂がたっている。誰が見ても経営者の器ではないからでしょう。アイ・ティ・エスのツアーコンダクターだった彼女が、金剛山国際観光の代表取締役に就任しているんですから。関口はマダム朴をスポンサーにして金剛山国際グループで大儲けしようと思ってマダムに近づいたんです。役員の西田憲正は大手町のビル貸し業や鉄鋼の会社をもっていたんですが、バブル経済の破綻で大手町のビルを手放した。こちらもスポンサーが欲しくてマダムに近づいた人間です」(金剛山国際グループ関係者)証券相場の予想から運勢占いに凝り始め、神頼みが昂じて「新興宗教」や「霊の世界」に走るビジネスマンの話なら腐るほどある。

しかし、金剛山国際グループが企業ぐるみで現在もっとも「お付き合い」を深めているのが、統一教会と聞いたら、もはや「笑い話」では済まないはずだ。「金剛山グループが統一教会と手を結んだのは、文鮮明とマダム朴の利害関係が完全に一致したんです。今、五十嵐社長や関口社長が一番の上得意にしているのが統一教会とその関連会社である世一観光。朴敬允社長が、文鮮明の北朝鮮訪問を直接つないだことは事実ですし、統一教会側も世界平和教授アカデミーの福田信之の本『文鮮明師と金日成主席』の中でマダム朴の仲介があったことを認め、彼女のことを『金正日のアンテナ』と褒め称えている。マダム朴はまぎれもなく統一教会に協力的な企業家です」(統一教会ウォッチヤー)

マダム朴は2年ほど前、中国で・朴普熙を広東省知事から紹介された。朴普熙は広東省の恵州で統一教会が失敗した自動車会社・パンダモーターの社長であり、統一教会ナンバ―2の男である。しかし、マダム朴と文鮮明とのつきあいは同じ在米韓国人同士の社会では、コリアゲートより前からのつきあいであると、在米韓国人ジャーナリストの一人は断定する。

●いまや北朝鮮に「聖地」を求める統一教会文鮮明とも一体化作戦しかし、クリスチャンであるマダム朴が企業人としてあからさまに統一教会及び統一グループとっさあい始めたのはここ2年ほどのことである。金剛山国際グループの朴鐘根・金剛山国際貿易開発社長(北側の代表)をはさんで朴普熙と北朝鮮対外経済担当の金達玄が極秘のうちに話を進めた結果、91年11月30日、反共の雄、文鮮明の北京経由での訪朝が実現した。北朝鮮ロビーに直接、文鮮明を紹介したのはあきらかにマダム朴である。「しかし、金剛山の観光開発や豆満江の開発、南海や木浦にいくら開発の可能性があるといっても、北朝鮮の経済的困窮はかなり進んでいる。いまから開発して完成を待っていられない。北朝鮮にはもっと速効性のある外貨獲得方法が必要だ。そこで文鮮明が信者に彼の生家を訪ねさせ、金日成に援助を申し出た。合同結婚の延長で考えれば韓国にきた信者の何人かを送り込めばいいわけですから」(統一教会ウオッチャー)

確かに文鮮明の生家観光は、まったく資本投下の必要もないし、いくらでも上乗せが可能な「錬金術観光」である。文鮮明の生家は平安北道定州にあり、彼の義理の姉・池治淑や親戚が住んでいる。統一教会の信者は、高級ホテルを望むでもなく、豪華な食事を要求することもなく、不平ひとつ漏らさずに、そこを訪ねるだけで満足してくれる客である。背に腹はかえられないところまで追い詰められている金日成にとって文鮮明しか残されていないのである。マダム朴にとっても、自分が最初に連れて行った韓国の財閥・現代グループは金剛山開発の共同声明まで出したのに結局はカラ手形に終わった。大宇グループは南浦の視察までやっておきながらこれもホゴになった。「彼女はカチンときたはず。だから次にやってきた統一グループの文鮮明が故郷をキーワードに聖地礼拝という形で、世界中の信者に観光させドルをおとさせると見込んで、積極的に提携した。

タイミング的にもまだ北側の観光施設や受入体制が出釆ておらず、JTBや近畿日本ツーリスト、総連系の中外旅行社等がいくらツアーを募集しても集まらない。文鮮明の目的が『世界言論人大会』等を平壌で開催するという功名心しかなくとも、マダム側から見れば、又はアメリカの共和党にも威力を持っており、彼女の対米工作にも役立つ。対韓国強硬派を抑え、資本投下も期待できる。一方、恩恵問題や核査察問題で日朝交渉が怪しくなり、結果的に北のイメージがますます悪くなった。しかもホテルはよくないし、食事も御馳走と呼ぶにはかなりの無理がある。それに異様に高額で、30万円から50万円で値ぎめしているというから、上乗せがすぐバレてしまう。その証拠にエア・コリアの第2便、第3便には飛ばせるだけの人数があつまらなかったはずです」(前出・統一教会ウオッチャー)

そこで急速集めたのが統一教会の関係者たちだった。航空局の調査資料に記載された名前には、7月の23日から27日のツアーを組んだエア・コリア第3便では4つのグループの内の4班が「定州・感興視察団」となっており、参加者は次のようになっている。宮下昭彦(世一観光社長)・今村政純(世一観光中国室係長)・可知雅之(世界基督教統一神霊協会教育部教育資料室長)・竹内清治(正心社編集部論説委員)・竹谷文男(世界日報社編集局編集委員)・小林久人(世界日報社販売局次長)・福良義昭(ハッピーワールド海外統括室長)・小林登一郎(丸興 代表取締役)・幸本京子(世一観光中国室社員)・川元謙一(世一観光高崎営業所所長)・戸丸廣安(ワシントンタイムズ東京支局記者)…と列記された名前はいずれも統一教会に縁の深い人間ばかり。

名だたる「霊感商法」の販社の名前も一つではない。しかも斑専属のツアーコンダクターまでつけている。このメンバーの中でも、霊感商法販社と言われる(株)美友(呉服販売)の元社長でもある今村政純の肩書は今、統一教会の関連会社である世一観光の中国室係長だが、関連会社のある常務はこういう。「合同結婚式のツアーをやってる会社が、北朝鮮ツアーもやってると聞いたので、ビックリしたよ。調べてみたら世一観光の池袋にある中国室の中に今年になって北朝鮮室ができて、今村が担当係になっている。金剛山国際観光の専門の担当窓口は彼と幸本だ。金剛山国際観光に電話すると逆に世一の彼らを紹介してくれる。完全な提携関係だね」

●いきづまるマダム朴戦略と高野孟「インサイダー」の立場金剛山観光も節操がないと、業界人は眉をひそめることになる。「北朝鮮側も観光客の彼らを受け入れるハード面は未整備だが、革命の聖地白頭山とともに、文鮮明の生誕地・定州を共産主義という国是を曲げてまで『宗教的聖地』と定めた。これは、合法的に統一教会を北側が認めたということです。朝鮮戦争中脱走した痴漢を金ほしさから神聖視するとは、とんでもないことです。マダム朴は、父祖の地を汚す気ですか」(民団関係者)おまけに今回の国際合同結婚式の後、小山田秀生の率いる219人の「三万双(組)国際合同結婚式聖地訪問団」が定州の文鮮明の生家を訪れ、文の妻・韓鶴子の生まれた平安南道安州、平壌・万景台にある金日成の生家も訪ねている。

9月4日の「世界日報」はその時の記事で、「私たちは南北統一、世界平和実現を全面的に支持し、その決意を固めるために来ました」という小山田団長の言葉を紹介しているがソウルで脱会した元信者はこう語る。「韓国人と日本人の祝福子女(カップル)は中国・ロシアにいく。日本人同士のなかから700人を選び、北朝鮮にプレゼントを持って入るようにすると言われました」金を運ぶのは合同結婚式の延長線が延びただけのことなのだ。もちろん霊感商法や偽募金で集めた金であり、マダム朴のエア・コリアはその金運びの信者たちで成り立つというわけである。「マダムは『夫・朴先生は祖国統一のために生き、そして死にました』と亡き夫について常に朴氏の祖国愛を引き合いに出しますが、ご自身は統一教会から金をもらい金日成に金を運ぶ仲介屋として会社経営を繋いでいる。亡き夫、朴魯貞が生きていたら、この妻をどう思うでしょうか。私だったら許しません」(朝鮮総連関係者)バブルが弾けて苦境に陥ったのか、いまや文鮮明と組まずにはいられない状況に追い込まれたマダム朴。修羅場をくぐり抜けても祖国統一の夢は捨てなかった夫・朴魯貞なら、この苦境を果たしてどう切り抜けるか、一番聞きたいのは、ほかならぬマダム朴自身かもしれない。そしてこのマダム朴から西麻布の超豪華事務所の“便宜供与”を受けておいて、素知らぬ顔で国際ジャーナリストとしてブラウン管に登場する「インサイダー」の高野孟にも、ジャーナリストの立場とは何かをいま一度キチンと問うてみたいものである。 <敬称略> トップに戻る4240 オウム真理教殲滅摘発劇に残る謎に満ちた不透明部分を追撃!




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