この記事は10/06(Sat)~10/08(Mon)の3日間にわたって開催された、日本バックギャモン協会(JBL)主催のイベント・バックギャモンフェスティバルの参戦レポートです。なお、参戦したのは初日のみね。毎度のことながら、長くなったので前・後編にて。
『バックギャモン』という言葉を聞かれたことが全く無い、という方はそう多くはないと思うのですが、実際に遊んだことのある日本人てのは、あんまいないと思うのです。
で、日本では全く知名度無いですが…全世界で3億人のプレイヤーがいて、古代エジプトのパピルスにも原型と思われるゲームが記録されている、由緒正しく世界一メジャーなボードゲーム…それがバックギャモンなのです!
とか、テンション高めに持ち上げておりますが、自分もまだ始めてやっと1年程度で、しかも対人戦はほとんど経験がなく、もっぱらiPhoneアプリで遊ぶくらいです。
ルールは簡単。プレイヤー2名が交代でダイス2個振って、出た目を使って、15個の駒を早く自陣に全部ゴールさせれば勝ち。相手の駒が2個以上あるマスには入れず、また1個しか入っていないマスの場合は、相手の駒を除去してスタートに戻してしまえる。あと、ゾロ目は通常のダイスの倍、4個分として使えます。200字以内で説明完了。
でね。基本「すごろく」ではあるけれども、運だけではなかなか勝てない、っていう奥深さに魅了されて、ここんとこiPhoneで毎日のように遊んでるんだけど、ま、やっぱだんだん人間相手にプレイしたくなってきて。
でもって…やっちゃった。
無謀にも、JBL主催の日本選手権・初心者戦に乗り込んだのさー。
いえね。JBL公認の『バックギャモンフレンズ』っていうアプリがあって。これが正直、箸にも棒にもかからないようなへっぽこアプリなのですが、ま、手軽に通信対戦できるので一応遊んでたんですわ。で、このアプリ入れていると「大会初日の参加費が無料」ってお知らせがありまして。
貧乏ですもの。そりゃ「無料」と言われたら、つい。
渋谷の電力館(今は閉館)の隣にある、シダックスホール。ええと、3個前の会社を辞めた時に、大好きで大好きで仕方なかった片想いの彼女に連れられて、朝までアニソン大会をやった記憶があったりしますが…そんなこっぱずかしいメモリーはぎゅっ、と封じ込めて。正面入り口じゃなくて、横ちょに2F直結のエレベーターがあるのかー。これは気づかんかった。
でもって2F。あ、この人確か、日本バックギャモン協会のキャンペーンガールの人だー。何故写真撮っておかんか俺も、と今さら後悔しつつ、誘導に従って会場へ。
一面、バックギャモンボード。そして、黙々とプレイするつわもの達。壁には、無愛想に貼られた対戦表。案内書きの一つもなく、どこで受け付けすればいいのかもよく分からない状況で、いきなり放置されましてん。
うわー。初心者殺しだ。一見さんお断りだー。これはビビります。気弱で内気な好青年なら泣きながら帰るね。
『バックギャモンフレンズ』や公式サイト見ててもつくづく思うけど、JBLは本心ではバックギャモンを普及したくないんじゃないか、とすら思いますわ、ほんとに。
ま、俺様、決して気弱で内気な好青年でもないので、どこで受け付けてるのかさっぱり分からない受付を何とか探り出して、用紙を提出して、参加費も払わされて、再び放置。ええと、上記の『バックギャモンフレンズ』の件を話したら、何回かたらい回された挙句「初級戦が始まってから手続きします」と言われる始末だし。
何と言うか…既に何十回も開催してるとはとても思えない、お粗末な運営だなあ、と。せいぜい200名かそこらですよな、この会場にめいっぱい入れても。それすら、満足にさばけない運営ってどうなのかと。ま、初日は無料になるとしても、2日目以降は金取るんだよね。しかも、あとでサイト確認したら、会費とか諸々結構取ってますよな。
でと。サイトに書いてあったイベントスケジュールによれば、11:30からバックギャモン検定がある、ということだったのですが…そんな気配は11:20くらいになっても全く無くて。今までの流れでだいたい想像つくと思うけど、アナウンスも全く無くて。手持ち無沙汰になって、会場内のバックギャモンボード展示スペースを眺めたり、ドロッセルマイヤーズの出店を眺めたり、いろいろ買い物したりして。
前日、ドロマイで売り切れていた紫のプレシジョンダイス(材質を均一にすることで、すべての出目の確率を1/6に限りなく近づけた競技用ダイス)もしっかり販売してて、「焦って買うこと無かったわー」と頭抱えたり。
同じく売り切れていたドイツのPhilos社製の携帯バックギャモンボード(マグネット式)が、どどっと売られてたので、つい買ってみたり。これでボードは4つ目だよ。家で8人トーナメントできるよ。
11:28くらいにホール隣のスペースをひょい、と覗き込んだら「検定、いかがですか?」といきなり問われたよ。すごいなー、客引きシステムなんだー。それは分からんわ。なるほど、やる気ゼロなんですね。ええ、試験は受けますけど。
そして…1時間後。
頼む。せめて受験レベルくらいはどこかに書いておいてくれ。iPhoneアプリでちょこちょこ遊んでる程度の初心者が受けていい訳ないだろこんなの…すみません俺様、ピップ(ゴールまでの残りマス数)のカウントもままならないくらいの腕なんですけど。そして、用語の意味すらほとんど分かってないんですけど…
できるかーーーー!!!
ちなみに検定料1000円、解説書3000円、認定証1000円。後ろの2つはオプションだけど、試験だけ受けて、解説読まない訳にもいかんし、認定証だって欲しいわさ。5000円はあまりに高すぎるだろ…検定料2000円で全部込みにするとか、あと、レベルを幾つか設定するとかさあ。やっぱJBLは、バックギャモンを普及させたくないとしか思えんです。
ええと、帰り際に催促して、ささっと出された認定証はこちら。
堂々最下位。偏差値34。そりゃそうだわ。ま、このまま同じ体制でやり続けるようなら、二度と受けることはないと思いますが。あと、27人しか受験してない状況で、偏差値出すことに意味があるのか、とも思いますが。計算されてた方、かなり悩んでらっしゃいましたし。
試験終了が12:30。で、日本選手権・初級者戦の開始が13:00。手持ち無沙汰だったけど、とてもそこにいる人たちに声かけて遊ぶ雰囲気でもなく、会場でうろうろしてました。来年、参加するにしても、時間ぎりぎりで会場入りしよう。受付の段取りの悪さを計算に入れると、もう少し早めにした方がいいんだろうけど、こんな無駄な時間は過ごしたくないし。
案の定、大会始まる前に100行突破。前・後編でお送りすることに…JBLから刺客が送られて、命を落としていなければ、次回アップは今夜。
◆日本バックギャモン協会については こちら
◆バックギャモンフェスティバルについては こちら
記事に関係あると思われる何がしか。日本バックギャモン協会公認ボード BACK GAMMON
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自分が最初に買ったバックギャモンボードの新バージョンみたいですな。値段も手頃だし、どうですか?一家に1つ。プレシジョンダイス 12mm ラウンドコーナー 半透明ダークレッド 2個セット
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先日刊行されたばかりの入門書。初歩的なところから手取り足取りなので、勉強になります。