富士山:麓で第九 佐渡裕さん指揮で460人が歌う
毎日新聞 2013年08月25日 21時36分(最終更新 08月25日 23時28分)
世界的な指揮者、佐渡裕さんのタクトで460人がベートーベンの交響曲第九番を歌う「富士山の麓(ふもと)で第九演奏会」(山梨県、同県富士河口湖町など主催)が25日、同町の河口湖ステラシアターであった。演奏会場では1824年にウィーンで第九が初演された当時のポスターが、国内で初めて展示された。
同県で開催中の第28回国民文化祭の一環。全国から選抜した「国民文化祭富士山河口湖第九特別合唱団」に、佐渡さんと各地で共演している「晋友会合唱団」を加えた7〜85歳の460人が「歓喜の歌」を響かせた。管弦楽は東京フィルハーモニー交響楽団。合唱団はフィナーレとして唱歌「ふじの山」を歌って幕を閉じた。【小田切敏雄】