2013-05-11
■[弁護士業務][介護日誌]5月11日 特養12日目(離床して館内巡り)
今朝は,事務所に直行。
午前中仕事をしてから,12時半頃事務所を出て,特養へ。
夫は,既に昼食を済ませていて,上半身斜めのベッドですやすや。
お隣のベッドに見えた介護士さんに,今日は,夫を車椅子に移して,館内を一巡させてあげたいと言ったら,間もなく担当の介護士さんが来られて,「リハビリの担当が,月曜日にどの程度の時間離床が可能か確認した上で,17日のカンファランスで検討の予定となっているが,看護師に聞いてみたら,離床は問題ないとのことなので,遠藤さんの目が開いたら,車椅子に移させていただきます」とのこと。
その後,夫は,時々目を細く開きはするものの,すぐに眠ってしまい,3時を過ぎてしまったので,
看護師さんに,今日の離床は難しそうなので,諦めることにしたいと申し上げた。
その後,介護士さんと研修員の方が見えて,オムツの交換。
それが済んで出てこられた介護士さんから,「遠藤さんが目を覚まされて,離床したいとのことなので,車椅子に移っていただきます。」と言われて,車椅子に移乗。
まず,すぐ隣の談話室におられた皆さん(全員女性)に「遠藤と申します。4月30日に入所しました。よろしくお願いいたします。」と挨拶(夫も丁寧に会釈)してから,ゆっくり廊下を一巡して,壁に貼られた皆さんの楽しそうな写真やスケジュール表などをゆっくり見てもらった。
その後,エレベータで1階に降りて,1階も一巡。玄関に置かれたソファーや各人用の郵便受けの説明なども。
新しいデイサービスの施設になるという改修後の広々とした部屋の中も,デイサービスで見えたお客様と一緒に,デイサービス担当の職員の方の説明を聴きながら,中に入らせていただいて,見ることができた。デイサービスが1階に移ると,4階に設置されているリハビリ設備などは,特養の入所者だけで使用できるようになるのかも知れない。
先日弟夫婦と一緒に4階の様子を見せていただいた時,階段の昇り降りの訓練をするための設備があるのに気が付いた。夫には,一日も早く,この器具を使った訓練をしてもらって,事務所の入口の階段の昇り降りが可能となるよう,頑張ってもらいたい。
今日の面会では,その途中,精神科の女性の先生が見えたので,夫の様子を見ていただきながら,お話。
ベッドに横たわっている時は,眠ってばかりいて,ボヤーッとしているが,車椅子に腰掛けると,しっかりした姿勢と表情になるということなど説明させていただいたところ,1階での散歩を済ませて,エレベータに乗ろうとしたら,精神科の先生もご一緒に。
「本当に,しっかりしたお顔になられましたね。」と言われた。
お向かいのベッドに見えたかなり高齢と見受けられる介護士さんに挨拶したら,こちらのベッドの脇に来られて,「遠藤さん,今,とても良い表情をしておいでですね。奥様が見えて安心されたのでしょう。」と言われた。
私が傍にいる時といない時とで,表情に違いがあるそう。
こういうことは,昔,巣鴨で,〇〇先生の奥様からも言われたことがあった。
「遠藤先生のお顔は,奥様がご一緒の時とお一人の時とで随分違います。お一人の時は,なんだか寂しそうですが,ご一緒の時はとても嬉しそう」と。
そういう話を聞いてから,夫から誘われた時は,出来るだけ断わらず,一緒に出かけるようになった。
部屋に戻って,ベッドに移していただいた後,4時に「また明日」と言って,お別れ。
雨の中,事務所へ。
■[弁護士業務][介護日誌]5月10日 特養11日目(国土地理院で空中写真の閲覧)
午前7時半過ぎに自宅を出て、バス停へ。
亀戸行きの本数は少なく、東京駅南口行きが3台続いた後、52分発の亀戸行きが到着。
最初の東京駅南口行きに乗って、勝どき駅前から歩いた方が速かったが、57分頃月島三丁目で下車して、3分ほど先の川(朝潮運河)向こうにある特養へ。
今朝も面会カードの番号は、2番。
夫は、既に朝食を済ませて、すやすや眠っていたが、「おはようございます」と声を掛けたら、目を開けた。
間もなく軽いいびきをかいて、眠ってしまい、8時半に、「また夕方来ます。」と声を掛けて、お別れ。
事務所に戻ったら、昨日送信した準備書面案の検討結果のメールが、依頼者お二人からそれぞれ。
10時頃、事務所を出て、九段の第2合同庁舎へ。
土地の閉鎖登記簿の交付申請のため法務局に寄った後、9階の国土地理院へ。
受付のカウンターの前で,「空中写真の閲覧をさせていただきたいのですが」と言ったら、最初は若い女性の方、その後年配の男性の方が私が座ったパソコンの前の席に見えて、2時間以上かけて、沢山の写真の中から、該当箇所の部分引伸ばし写真5枚(そのうち2枚は,終戦直後に米軍が撮影したもの)の購入の申込み(つくば市の地図センターへ申込書を送って購入することに)ができるところまでのお世話を,付きっ切りで,して下さった。
撮影範囲が広いので,原版のどの部分に該当の場所があるのか分かりにくいため,一人ではとても無理な作業だった。
国土地理院撮影の写真は,まず原版と地図との対照をしてから,該当箇所が含まれている部分写真を選び出し(写真1枚ごとのファイルに沢山の部分写真が収められていた),更に地図との対照をしながら,その写真の中の該当箇所を見付け出す手間と根気の要る面倒な作業。
米軍撮影の写真は,CDロムを挿入してコンピュータ画面に映し出された映像を拡大,移動させながら,該当箇所を確認。
1時過ぎに、丁重にお礼を言って、退室。
私と同じ頃見えたもうお一人の高齢の閲覧者の方も,女性の職員の方に「ありがとうございました」とお礼を言って,退室。一緒のエレベータに。
私が「随分親切にしていただけましたね」と言ったら,おじいさんも,にこにこしながら,「助かりました」と言われた。
閲覧していたのは,古い時期からのJRの駅前の写真のよう。
その後、地下1階の食堂に寄って、昼食。
鯖の塩焼き定食。付け合せの煮物と生野菜のほかに,小鉢と味噌汁も付いて,500円ちょっと。
とてもおいしかった。
往きは,有楽町線と半蔵門線を利用したが,帰りは,シルバーパスの利用ができる都営線(都営新宿線と都営浅草線)を乗り継いで、2時半頃事務所に戻り、準備書面の補正をした後、裁判所と原告代理人宛にFAX送信。
依頼者お二人に準備書面の提出と空中写真についての報告。
4時ちょっと過ぎに事務所を出て、地図センターへの郵便を投函後,特養へ。
出かける際郵便受けを覗いたら、上記事件の依頼者のお一人が昨日郵送してくださった書類の写しと別件の関係で,先日○○区役所に請求した戸籍関係の書類が届いていた。
なお,出掛ける直前、これから法律相談に行きたいという電話。「今日はこれから出かけるので無理、日曜日ではいかが」と申し上げたら、「その前に尋ねておきたいことがある」と言って、質問。「おいでになってから、良くお話を伺って、お答えすることになります。電話での回答はできません。」と言ったら、「相談に行っても、それは駄目と言われてしまうと、相談料が無駄になるので、確かめてからにしたい。」とのこと。「他の事務所ににされたら」と申し上げて、電話はお終いに。
夫は、既に夕食を済ませたよう。
空中写真の話などしてから、右手のマッサージ。
明日は、昼間に来て、車椅子に移していただいた後、建物の中の散歩ができるようにしたいと言って、5時半にお別れ。
エレベータに戻る際、改修工事が済んだ部屋の中が見えた。とても綺麗。
その隣の○○1号室の工事は既に始まったようで、扉が閉まっていた。綺麗になった部屋に戻れる日が楽しみ。
事務所に戻ったら、先日最終準備書面を提出した事件の依頼者からのメール。いろいろ心配されているご様子で、昨日も。
こちらよりも相手の方がもっと心配しているはず。心配し過ぎないようになどと返信。
他の事件の依頼者からの質問のメールへの返信や本日提出した準備書面関係の書証提出の準備作業などをしてから、最終のバスで帰宅。
誕生日に発送という中央区からの無料のがん検診の券などが入った大きな封筒が届いていた。