銀座のマチ弁(弁護士遠藤きみのブログ) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-03-20

[][] 3月20日 闘病第664日目 鶴巻療養病棟279日目 東病棟151日目(白い花、手袋) 00:15

 今朝は、8時30分に出勤。

 9時20分頃、依頼者の○○さんが見えた。

申立て準備中の事件とは、別の相談。

 10時頃結論が出て、お土産の最中をいただきながらお話していたら、○○さんもこれからお墓参りとのこと。「先生はどちらまで」と尋ねられたので、「入谷」と答えたら、○○さんも入谷だそう。

 それでは、ご一緒にということになって、日比谷線で入谷まで。

 地下鉄の出口の傍の花屋さんに寄って、同じ花を2対ずつ購入。○○さんが余り派手なのは嫌と言われて、白い花を入れて欲しいと頼んだら、白い花3種類と薄いピンクのスイートピーに。

 ○○さんと分かれて、根岸のお寺へ。

 今日は、お寺の境内はとても混んでいた。

 まず実家のお墓の掃除をしてから、線香とお花を供えて、お参り。

 次に私達夫婦のお墓の掃除とお花のお供え(線香はなし)。

 白い花はちょっと寂しいが、清楚でいい感じ。

 

 11時半頃事務所に戻って、明日の事件の準備など。

 2時に事務所を出て、病院へ。

 出掛けに、事務所の郵便受けに速達郵便。

 差出人は、22日の事件の相手方代理人。

 布袋に突っ込んで病院に持参。

 病室の前に来たら、夫のベッドの前にはカーテン。

 中を覗いてみたら、口にマスク。

 「風邪を引いたの?」と尋ねたら、看護師さんが見えて、「昨晩から少しお熱が出て、夜中に咳をされて、お風邪のようです。明日先生に診ていただきます。」というお話。

 速達郵便の中身は、証拠説明書と書証の写し。

 水の注入の途中、看護師さんから、痒いところを指の先で掻いて、皮膚に傷をつけてしまうので、バスガイドがしているような白い手袋をしていただいたらということになったので、買ってきて欲しいというお話。

 近日中と言われたが、早い方がと考えて、5分ほどの距離のドラッグストアに行って、取り敢えず2袋購入。

 「これで結構です。ありがとうございました。」と言われて、早速、夫の左手に。

 ぴったりの大きさ。

 6時に「明日は郡山。帰りが遅くなり、記録も重いので、面会はお休み。明後日はきます。早く風邪を治してね。」と声を掛けたが、赤い顔をして、目を閉じたまま。

 

 お向かいのおじいさんは、昨日着けていた鼻の管を自分で外してしまわれたようで、今晩の夕食は、足の方からの点滴。

 それが済んでから、男性の看護師さんが女性の介護士さんと一緒に来て、鼻への管の挿入をしていた。つい先日入院されたばかりだが、1日置きに鼻のチューブが消えて、点滴の袋がぶら下がっている。

 先日は、両手に嵌められたミトンをアッとい間に外してしまい、びっくりして、ステーションに知らせに行った。

 手先がとても器用なよう。

 事務所に戻ってから、22日の事件の依頼者2名に相手方代理人から書証の写しが届いたことをメールで報告。取り敢えず証拠説明書のみPDFにして、メールに添付。書証は複合機からはみだす大きさの図面など、短時間にPDFにできるようなものではないので、明日出張から戻ってからの作業にすることにした。

 明日の事件は、地家裁の両方なので、記録と書類の量が多いので、今晩は事務所に置いて、明日キャスター付きのトランクを持参して、事務所に寄り、記録と書類をその中に入れてから、有楽町駅まで行くことに(東京発9時のやまびこ129号に乗る予定)。

 

  

 

 

[][]3月19日 闘病第663日目 鶴巻療養病棟278日目 東病棟150日目(現金書留、診療録の送付嘱託、夫の目に涙) 07:41

 今朝はいつもより早く出勤。

 21日の事件の関係で、もう一つ提出しておく必要がある文書を関係記録の山の中から漸く探し出して、コピー。

 連日いろいろな書面が届くので、相手方代理人はうんざりしているに違いない。

 相手方代理人からは、合議体による審理の必要はない、即結審をと記載した意見書と当方が昨日宅急便で送った書証の写しの受領書がFAXされてきた。

 そのすぐ後、裁判所の書記官から、「相手方の代理人宛に書証の写しを送ったのか」という問い合わせの電話。

 裁判所へは、地家裁別々で、半分の量で済み、レターパックで郵送したので、まだ配達されていなかったもの。「そちらへも郵送させていただきましたので、間もなく着くと思います」と説明。

 その後、追加の書証の写しを裁判所と相手方代理人へFAX送信。

 依頼者との電話での遣り取りとメールの交換が済んでホッとした時、郵便局のお兄さんが来て「現金書留」の配達。

 先日相談に見えた方(昔の職場の同期生)からの夫へのお見舞金とお手紙だった。

 お礼の電話。

 その後、26日に新件の期日が指定されている事件の裁判所から、相手側からの医療機関への文書送付嘱託の申立てを期日前に採用してもよいかとの照会の電話。相手側からの申立てがなければ、当方からする必要のある申立てで、送られてきた文書の謄写や訳文のことを考えると相手側でしてもらう方が当方にとっては費用面で助かるので、「結構です」と返事。

 追って、裁判所から本人の同意書の用紙をFAX送信するので、本人の署名押印後返送をとのことなので、その旨依頼者にメールで連絡。

 今日も2時に事務所を出て、病院へ。

 夫は、ちょっと前まで車椅子で、ロビーにいたそう。

 赤斑は、薬を処方していただいたようで、膨らみが少なくなっていた。

 閉じていた夫の目から、拭いても拭いても涙。

 何を考えているのだろうか。

 最近私が話をしなくなった老母のことを心配しているのかも知れない。

 結びの一番の熱戦を一緒に見た後、「また明日」と言って、エレベータへ。

 扉が閉まる直前、こちらを見ている夫の小さな顔が見えたので、手を振った。

 今日は、とても暖かい日だった。

 事務所に戻ってから、26日が期日の私が原告の事件の準備書面の起案の続き。自分の事件なので、依頼者への事実関係の確認という作業がないので、準備書面の作成は楽なのだが、いろいろ書きたいことがあって、長くなってしまう。切りの良いところで、今回はこれまでということにしなければ。