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【県内の特養待機者増】 県、財政厳しく苦慮 27年度以降めど立たず 施策継続「未知数」

 県内の特別養護老人ホームの入所申込者(待機者)が増加している問題で、県は待機者を減らすため、施設に増床費用の一部を補助している。ただ、予算には限界があり、財政状況が厳しい県は、今後の対応に苦慮している。

■負担増える一方
 県は整備補助額として決算ベースで平成22~24年度に年間20億円前後を負担してきた。しかし、待機者の解消が進まないため、25年度は当初予算で、これまでの2倍以上の46億3800万円を確保した。一床当たりの補助額は340万円(相双地区は350万円)となっている。
 26年度までは県高齢者福祉計画に基づいて財政負担しているが、今のところ27年度以降の財源確保のめどは立っていない。県高齢福祉課は「増え続けるニーズを施設整備が追い掛けている状況。予算にも限度があり、今後も同じ施策を続けられるかは未知数」としている。

■7方部とも増加
 待機者数は25年は県北が2892人で最も多く、県中の2830人、会津の2828人と続いた。東京電力福島第一原発事故に伴う被災者が避難したことが一因。24年度中に一部施設で定員が増えた県北、会津は待機者数が減少した。一方、24年度中に県中は定員を105人、いわきは58人増やしたが、待機者数は県中で46人、いわきで4人増えた。
 25年の待機者は21年と比べ、定員増加にかかわらず7方部全てで増加した。中でも、いわきの25年の待機者数は21年の約1.5倍となった。

カテゴリー:3.11大震災・断面

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