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【愛知】母親、県に第三者委求める 岩倉の女子高生自殺愛知県岩倉市で二〇〇六年、高校二年高橋美桜子(みおこ)さん=当時(16)=が自殺した問題で、母親の典子さん(55)は二十日、美桜子さんが同級生からいじめを受けていた私立名古屋経済大市邨(いちむら)中(名古屋市)の対応を調査する第三者委員会の設置を求める上申書を県に提出した。 これに対し県私学振興室は取材に、民事訴訟が名古屋高裁で確定していることを挙げ、学校側への再発防止の指導で対応していく考えを示した。 典子さんは提出後の会見で「(民事訴訟で)市邨中はいじめを隠蔽(いんぺい)しようとしていた。その対応の是非を第三者に判断してもらいたい」と上申書提出の理由を語った。 学校側に対する損害賠償訴訟で名古屋高裁は昨年十二月、いじめの事実と学校の責任を認めて六百十万円の支払いを命じたが、いじめと自殺の因果関係は認めなかった。 県私学振興室は第三者委員会を設置しないことに「事実関係は裁判で確定している」と説明。市邨中を運営する市邨学園(名古屋市)の末岡熙章理事長は「すでに司法の裁定を受けており、これ以上お応えできるものはない」と話した。 (垣見洋樹) PR情報
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