In the looop:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) In the looop

海外ソーシャルメディア事例を徹底的に調査し,マーケティング活用の秘訣を提案するブログ

iPhone上のソーシャルゲームが熱いようだ。Twitter社から,自身のブログでワールドカップ期間のツイート状況まとめが発表された。

The 2010 World Cup: a Global Conversation (Twitter Blog)

 
Twitter_worldcup2010_timeline


Twitter社分析によるこのインフォグラフィクスはなかなか迫力がある。全体のツイートが背景にあり,その中でスペイン,オランダ,ブラジル,アメリカが関係した10試合における両国のツイート状況をわかりやすく色分けしてピックアップしている。

ちなみにTweet Sentiment(Twitter社発表ではない)による最新の国別ツイート分布はこちら。

Tweetsentiment

前半戦で目立っているのは黄緑系であらわされたブラジル,後半戦で波が大きくふれているのが赤系で表示されているスペインだ。特にスペインはそれほどツイッターが普及しているわけではない(上記ベスト10に入っていない)ので,一部ファンが相当な興奮状態にあったのだろう。

ツイッター利用者トップの米国ツイート(紺系)が非常におとなしいのも面白い。サッカー人口の少なさが一目瞭然だ。

そして誇らしいのは全シリーズを通じて,瞬間ツイート数でトップだったのが,日本-デンマーク戦の秒間3283回だ。タイミングは試合終了を告げるホイッスル直後。もちろん世界二位のツイート大国日本が支えているものだが,上記表を見るとデンマークが世界四位に入っており,両者のコラボレーションによる記録と言えるだろう。

なお,2010年ワールドカップ期間におけるTwitter社の総括は以下の通り。

  • ワールドカップ期間はツイッターの歴史上でも最大のイベントだった
  • 特に試合終了前15分間はツイート数が跳ね上がり,平均で2000TPS(秒間ツイート数)を記録した
  • この期間中,172ヶ国の人が27言語でツイートした
  • スペインのウイニングゴール(3051TPS)の瞬間には81ヶ国,23言語の人が同時ツイートしている

 

【Twitter関連】
ツイッターは 世界で最も急成長している検索エンジン - 1日8億回,2ヶ月で33%増加 (7/8) 
つ いに月次訪問者でツイッターがmixiを抜いた!さらにツイート数で米国を逆転か? (6/1) 
Twitter とFacebook,自社公表された最新統計値のまとめ (4/16) 

 
 

斉藤Twitter,ご連絡などお気軽にどうぞ。 http://twitter.com/toru_saito
斉藤Facebook,友人申請はお気軽にどうぞ。 http://facebook.com/toru.saito

最新の筆者著書です。 『Twitter マーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール』

 

Toru Saito

Special

- PR -
コメント

コメントを投稿する
メールアドレス(必須):
URL:
コメント:
トラックバック

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/24700335

トラックバック・ポリシー


» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

<!-- include:/saito/profile_name.html -->斉藤 徹<!-- dolphin=1 --><!-- /include:/saito/profile_name.html -->

斉藤 徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役
ソーシャル・リアルタイム・モバイルのエキスパートとして,最新選りすぐり情報をブログとツイッターで配信しています

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ