皇太子ご夫妻は2日、東京都千代田区の国立劇場で民俗芸能公演「東日本大震災復興支援 東北の芸能2 宮城」を鑑賞した。
上演されたのは宮城県石巻市雄勝(おがつ)地区の保存会による国指定重要無形民俗文化財「雄勝法印(ほういん)神楽」のうち海を舞台にした3演目。亀山紘・石巻市長によると公演後、皇太子妃雅子さまは保存会の人たちに「亡くなった方はいらっしゃいますか」と尋ね、津波で面や太鼓が流され、保存会会長ら多くの住民が死亡や行方不明になったと聞き、「大変な中で練習されてきたんですね」と語ったという。
療養中の雅子さまの出席は、体調や負担を考慮して当日に決まった。1月31日に東京都渋谷区の国連大学であった「地球システムガバナンス東京会議」も一部聴講している。