2013年 8月 24日
海底トンネル事故で掘削機陸揚げ
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去年2月、倉敷市で5人が死亡した海底トンネル事故で、原因究明の大きな手掛かりとされ、海底から引き揚げられた掘削機が先ほど陸揚げされました。掘削機は24日午前11時頃、工事を請け負った鹿島や岡山県警の立会いの下、船から陸揚げされました。県警や専門家が実況見分を行い破損状況などについて詳しく調べることにしています。この事故は去年2月、倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所で掘削中の海底トンネルに海水が流れ込み、作業員5人が死亡したものです。警察のこれまでの調べで事故は、掘削機の油圧ジャッキを緩めた直後に天井の壁が崩れて起きていることがわかっています。しかし、詳しい原因についてはまだ不明な点が多く掘削機は、事故原因を究明するうえで大きな手掛かりになると見られています。警察などでは今度、掘削機の調査を急ぎ、業務上過失致死容疑での立件を目指す方針です。