日米通算4000安打の偉業達成から一夜明けた22日(日本時間23日)、ヤンキースのイチロー外野手(39)は1番・右翼でブルージェイズ戦に先発し、4回の第2打席に三塁線へ二塁打を放ち3打数1安打だった。そのイチローは前日の会見で通算5000安打の「可能性はある」と話し、驚かせたがチームメートのジャバ・チェンバレン投手(27)は「50歳までプレーできる」と断言。前人未到の大記録に太鼓判を押した。
前日の会見で通算5000安打の可能性について聞かれたイチローは「年齢に対する偏った見方が僕以外のところでない限り、可能性はあると思う」と自信をのぞかせた。イチローの安打ペースは2011年が184本、12年は178本。このペースで行けば6年後には到達だが、果たしてその年齢までプレーすることは可能なのか。チェンバレンは肯定する。
「イチローは(日本時代から)20年以上もフィールドに立っているけど、これからまだ50歳まで続けようと思ったらできると思うんだ。しかも、実際にそう思っているんじゃないかと僕は思っている。40歳近くになっても大きなけがをせず体をキープしている」
イチローがメジャー13年間で故障者リストに入ったのは胃潰瘍を患った09年の開幕から8試合だけ。さすがに50歳までは無理かもしれないが、チェンバレンが予想するようにしばらく一線で活躍することができれば、5000安打は可能だ。
チェンバレンは少年時代にイチローの活躍に胸を躍らせていた。憧れの人とのこんなエピソードを明かす。
「ある日の試合中、野球ファンの一人としては当然イチローのグラブが欲しいって言ったんだ。もちろん冗談さ。ジョークだったんだ。でも翌日、気が付いたら(ロッカー前の)イスの上に巾着袋が置いてあって、グラブが乗っていたんだ。本当に冗談のつもりだったんだ」
左腕ローガンがバットを入れるケースのことを話していたら、イチローが即座に新品をプレゼントしたこともあった。
イチローを見て気付いたことはあるのか。
「毎日、誰よりもストレッチしている。たぶん、人々が一生をかけてストレッチする分を1日で超えてしまうんじゃないかな(笑い)。とにかく何一つ、ディテールを欠かない。全てのことが毎日同じなんだ。トレーニングも同じだし、試合前や後のささいなことも一緒だ。試合前にダッグアウトに置くバットの位置まで同じなんだよ」
チェンバレンにとってイチローは今でもヒーローだ。
東京スポーツ新聞社が運営するケータイサイト「東スポ芸能」では、8月21日から8月27日まで、NTTドコモのスマートフォンに限り「お試しマイメニュー」を実施します。お得なこの期間にぜひのぞいてみてください。
8月10日~12日、東京・有明の東京ビッグサイトで日本最大の同人誌即売会「コミックマーケットコミケ84」が開催。暑い会場をさらに熱くした企業ブースにいたコスプレ美女たちの写真ギャラリーです。