ヤンキースの守護神マリアノ・リベラ（４３）は偉業を達成したイチロー外野手（３９）に賛辞を惜しまない。

「イチローはすごいプレーヤーであり、人としても素晴らしい。彼のような選手は尊敬しているよ。彼は野球というゲームに敬意を示し、一生懸命プレーし、やるべきことをやる。そしてプロフェッショナルだ。野球がうまい、そしてそのための努力も惜しまない。何よりも彼自身がもっともっとうまくなりたいと思っている。それが（４０００本打てた）理由だ」

　リベラはマリナーズ時代のイチローには１３打数５安打、打率３割８分５厘、１本塁打、２打点。その本塁打は２００９年９月１８日に打たれた逆転サヨナラ弾だ。イチローは対戦相手としてどんな存在だったのか。

「イチローと対戦するのは大変だよ。タフな（難しい）ヒッターだ。球をどこへ投げたとしても打ち返してくる。しかも、速いんだ。まるで雷の閃光のように。こういう選手は本当に難しい」

　メジャー歴代１位の通算６４５セーブをマークしているリベラでさえもイチローは難敵中の難敵だった。