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みんなの党のお家騒動が止まらない。同党の柿沢未途衆院議員(42)が23日、国会内で会見し、渡辺喜美代表(61)に「党から出て行ってくれ」と言われたことを受け、離党届を提出したことを明かした。政界再編をめぐる路線対立が背景とみられる。渡辺代表は、7日に幹事長だった江田憲司衆院議員(57)を更迭したばかり。柿沢氏は江田氏に近く、同日に政調会長代理を解任されていた。今後は無所属で活動する。
「はらわたが千切れるほど残念」。柿沢氏は、渡辺氏から事実上の追放処分を受けたことに悔しさを表した。終始、硬い表情を崩さなかったこの日の会見。離党の理由については「単体としての(党の)存続を考える代表と、相反することになっていたのかもしれない」と述べ、政界再編に向けた党幹部らとの見解のズレを挙げた。
柿沢氏によると、渡辺代表から離党を言い渡されたのは22日。午後に渡辺氏の衆院議員会館の事務所に呼び出され、そこで政界再編についての自説を述べたところ、渡辺氏に「もう何も言わない。党を出て行ってくれ」と言われたという。離党しなかった場合のことを尋ねると「今、判断するのがお前のためだ」と迫られ、渡辺代表は「党を出て行ってくれ」と4~5回繰り返したという。
さらに、この日の昼に渡辺氏に離党の意向を伝えたところ「目の前で離党届を書くように」と申し渡された。さすがに「目前」は拒否した柿沢氏。自室で離党届をしたため、あらためて渡辺氏の部屋に出向いて提出した。
柿沢氏は8月上旬から、民主党の細野豪志幹事長(42)に近い同党の若手議員や、日本維新の会の議員らと会合。みんなの党からは、江田氏に近い柿沢氏、柴田巧総務委員長(52)、井坂信彦衆院議員(39)が出席していた。この“江田派”の動きが渡辺代表の逆鱗(げきりん)に触れた形だ。
「みんなの党は、政党再編の触媒政党だという結党宣言がある。党の理念には反していないが、反党行為を働いたような離党要求を受けた」と柿沢氏。今後については「私は“脱藩浪人”。どうするかは1人で考える」と当面は無所属で活動することを明かした。
渡辺代表は同日、国会内で会見。「党や私の方針に反する言動があった。党内融和を阻んでいる人を外科的に取り除く」と冷たい言葉を放った。また、江田氏への対応については「これから考える」と述べた。さらに柴田氏、井坂氏についても来週中に事情聴取を行うことを明言。お家騒動はまだ収まりそうにない。
(2013年8月24日06時02分 スポーツ報知)
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