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5歳になる息子が「生きたカブトムシを捕まえたい」と言うので、一緒に出掛けた。「生きた」というところに引っ掛かったのだが、昆虫はデパートやスーパーの巣箱の中から買う物―と思っている都会の幼稚園児。自然の中にいる昆虫を捕まえるのに、こういう表現をするのも、実は当たり前なのかもしれない。
近所の砧公園に行ったが空振り。ならば―と、多摩川まで足を延ばした(といっても車でだが)。巨人担当時代、何度も行った多摩川グラウンドの辺りにも行ってみたが、収穫はカナブンくらい。そこで、河川敷の階段に腰掛けて、昔話を言って聞かせた。
初めて巨人を担当した92年当時、移動日練習は、まだここで行われていた。グラウンドの先にある芝生の広場が首脳陣や選手の駐車場になり、そこで原、岡崎、駒田、吉村、村田、川相といった主力選手を待ち構えては話を聞いたものだ。
夏は「チリンチリン」と鈴を鳴らしてアイスキャンディー屋が自転車で登場。確か1本100円だと思ったが、それをなめながら練習を見ていて、投手コーチだった中村稔さんに「まじめに取材しろ!!」と怒られたこともあった。
特に夕暮れが近くなると、川面に夕日が映り込み、何とも言えない、情緒のある風景になったことを思い出す。
今年5月、巨人は15年ぶりに多摩川で2軍が全体練習を行った。長嶋さんも姿を見せ、ファンも大勢、見学にやって来て、大変な盛り上がりだったそうだ。担当時代、「月刊ジャイアンツ」誌で若手選手の素顔に迫った連載を3年余り担当したが、そのタイトルも「多摩川の青春」。DeNAの中畑監督もここで鍛えられ、スター選手へと成長していった。改めて、この球場が巨人軍の歴史の中で果たした役割の大きさを感じた。
と、われに返って横にいる息子を見ると、人の話はまったく聞かず、必死にカナブンをいじっている。野球よりも、今は昆虫に興味津々のようだ。(名取 広紀=92年巨人担当)
(2013年8月24日06時01分 スポーツ報知)
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