2013.8.24 05:02

甦るフィンガー5!「個人授業」誕生秘話に迫る

「うたものがたり」の撮影で先月、兄弟が久々に集まったフィンガー5。母のヒサエ(左から4人目)を囲んで、左から正男、妙子、晃、一夫、光男(敬称略)=東京・荒川区で正男が経営する「いちゃりbar」

「うたものがたり」の撮影で先月、兄弟が久々に集まったフィンガー5。母のヒサエ(左から4人目)を囲んで、左から正男、妙子、晃、一夫、光男(敬称略)=東京・荒川区で正男が経営する「いちゃりbar」【拡大】

 時代を超えて歌い継がれるヒット曲の誕生秘話に迫るNHKの新番組がスタートする。BSプレミアムで31日放送の音楽ドキュメンタリー「うたものがたり」(後10・0)。歌手本人や関係者の証言、世相や流行の映像を基に解き明かし、俳優の陣内孝則(55)が軽妙なトークで進行役を務める。

 第1回は5人組兄弟グループ、フィンガー5の「個人授業」(1973年)と、現在は本名の久米小百合で音楽宣教師として活躍する久保田早紀(55)の「異邦人」(1978年)。今後も季節ごとに2曲ずつヒット曲を選び、年4回の放送(1回1時間)を目指す予定だ。

 フィンガー5は沖縄ダンスユニットの先駆けで、5人はバーを営む実家で洋楽の渦の中で育った。1972年の沖縄返還で日本がわく中、米の青春ドラマを歌にしたような「個人授業」が生まれ、大ヒットした過程が描かれる。一方、「異邦人」もシルクロードブームに沸く中、誕生した曲の物語が視聴者を引きつけそうだ。

(紙面から)