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【大リーグ】

松坂、メッツとメジャー契約 きょう、タイガース戦で即先発!!

2013年8月24日 紙面から

 “メ組の人”だ!! メッツは22日(日本時間23日)、前インディアンス傘下3Aコロンバス所属でFAの松坂大輔投手(32)とメジャー契約し、23日(同24日午前8時10分開始予定)のタイガース戦で先発させると発表した。背番号は球団OBの元投手、野茂英雄さん(44)もつけていた「16」。松坂は20日にイ軍を自主退団したばかりだった。米複数サイトによれば、メ軍は先発投手の獲得が急務で、マイナーでくすぶり、メジャーでの登板を欲していた松坂側と思惑が一致したという。“怪物”が日本にゆかりの深い名門球団で完全復活を果たせるかどうか、要注目だ。

 やはり、スコット・ボラス代理人はすご腕だ。インディアンスとのマイナー契約を自ら解除したばかりの松坂に、大リーグでの働き場所をきっちり用意していた。

 入団即23日のタイガース戦先発が決まった松坂も、ツイッターで喜びを爆発させた。「メディカルチェックを終え、正式にニューヨークメッツと契約しました。明日のデトロイト戦に先発します」「背番号は野茂さん、グッデン、コーンが付けていた事もある16番になりました!」(原文のまま)

 球団と松坂の双方にとって“ウインウイン”の契約となった。松坂は今季、3Aで19試合に先発し、5勝8敗の防御率3・92も、ここ数試合は好調でメジャー昇格に十分な成績ながら、所属するイ軍の先発ローテに空きがなく“冷や飯食い”を強いられていた。

 かたやメッツも、先発陣は火の車だ。ただでさえディッキーのFA移籍とサンタナの離脱で主戦不在のまま開幕した上に、ここに来てへフナーとメヒアは故障で今季絶望。さらに、24歳でエースに成長したハービー(今季9勝)と、23歳の新人ウィーラー(同6勝)の“金の卵コンビ”は、将来を見据えて酷使を避けるため、9月は十分に休養を取らせる予定だ。モンテロやデグロムら傘下マイナーの有望株も、投球回数を制限するため、早期にはメジャー昇格させない方針で、獲得可能な先発投手を血眼になって探していた。

 今季のメッツは58勝67敗とプレーオフ進出は絶望的だが、松坂にとっては、残り試合で活躍すれば来季のメジャー契約ゲットに向けた大きなステップとなる。松坂がツイッターで挙げた球団OBの野茂、ドワイト・グッデン、デービッド・コーンは、3人合わせてメジャー通算511勝。松坂も新天地の“メ組”で男を上げて“マツ&スター”の仲間入りをするしかない。

 

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