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【グラニュース】


グラ、柿谷包囲網

2013年8月24日 紙面から

 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(48)が23日、C大阪戦に向けて非公開練習を行い、相手の日本代表FW柿谷曜一朗(23)への対策に自信を見せた。「彼は今、ナンバーワンの選手」と賛辞を贈りながら「どのくらいいいのか、明日を見てみましょう」とニヤリ。C大阪の攻撃陣への対策を選手にたたき込み、ノリに乗っている天才を万全の準備で迎え撃つ。

 非公開練習を終え、汗を拭いながら話すストイコビッチ監督の表情には、余裕が漂っていた。「詳細は言えないが、守備も攻撃も相手に対する戦術練習をした」。前節広島戦前の2日間の非公開練習は雰囲気を引き締め、集中力を高めることが主な目的だったが、今回は違う。C大阪の強力攻撃陣、特に柿谷への対策を綿密に行ったことを示唆した。

 5月25日の前回対戦では、見事なトラップからゴールを奪われただけに、「柿谷は今、ナンバーワンの選手」と賛辞を惜しまない。ただ、対策については「何も言えません。彼も新聞を読むでしょう。どのくらいできるのか、明日見てみましょう」と不敵に笑った。ただ、ある主力選手は「できるだけ1対1をつくらせないように」と明かした。柿谷に対して複数の選手が同時に対応する守備戦術の徹底を図ったもようだ。

 もちろん、自信の源は5連勝を飾ったこの夏の勢いの持続を感じていることが大きい。広島戦ではホームの相手に自陣に引きこもられ連勝がストップしたが、出場停止だったFWケネディとMF中村が復帰。満員御礼のホームゲームには、万全の布陣で臨める。

 「広島のようなプレーはしたくない。それは確かなことだ。C大阪はマンチェスター・ユナイテッドでも、レアル・マドリードでもない。敵がどこであれ、われわれのスタイルでやるのみ。ホームで勝ち点3を取りたい」。結果次第では一気に上位進出が近づく8月最後の3連戦。攻撃的な姿勢に天才封じの策を加え、その初戦を制する。 (宮崎厚志)

 

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