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噛みつき猫と漫画家。

大好きだった噛みつき猫との思い出に癒されたり涙したりしながら、わがまま猫に振り回される女漫画家のしょんぼりな日々。

2013.08.23.Fri

ぶんか社刊『怖い童話10月号』について

今月8月17日に発売された、ぶんか社刊の『怖い童話10月号』に掲載されている拙作『恨の足跡』について、本日突然ぶんか社やこちらのブログコメント欄に抗議がありました。

この漫画はいまから9年前に編集部から「慰安婦をテーマに描いて」と言われて描いたものです。
当時も、慰安婦の漫画なんか描いて大丈夫なのか?と編集さんに確認しましたが、そのときは現在のように問題の隣国も腹立たしい言動はしておらず、私も断れる立場ではなかったので編集部が希望する流れに沿って描くことになった次第です。そして掲載されたその当時は、どなたからも抗議を受けることはありませんでした。

この漫画を描いたときは、中国で慰安所に行ったことがあるという日本兵の方の体験談をまとめた本を主に参考にいたしました。
その本のタイトルや著者の方について書くとそちらにも飛び火しかねないので伏せさせていただきますが、まるっきり私が好き勝手な想像だけであちら寄りと思われるような描き方をしたわけではないことだけは、どうかご理解ください。

実は私自身も、このところの問題の隣国の常軌を逸した振る舞いには日々むかついていて、今回抗議をされてこられた方々のお気持ちやお怒りには、それはごもっともです!と強く賛同しております(そのせいかなぜか嬉しいとさえ思ってしまいました;)。

なので、よりにもよっていまこの時期になんで『怖い童話』は表紙に慰安婦の文字をでっかくバーン!と表示して、あの漫画を再録してくれやがったんだよ…と編集部の神経を疑いましたが。。
これが世に聞く炎上マーケティングというやつなのでしょうか。ぶんか社、胆が据わってます。



今回、こちらのブログに抗議をいただいて、あまり数が多いとひとつひとつコメントをお返しするのは不可能なため、とりあえず現在私が書ける範囲でこうした経緯であの漫画を描いたということをお伝えいたしました。

この件でもし私の漫画にご興味を持ってくださいましたら、『タブーの日本残酷史』という拙著文庫本をご一読いただけるとありがたいです。こちらをお読みいただけたら、少なくともあちら寄りの漫画だけ描いてるヤツじゃないんだな、とわかっていただけると思いますので…。。




そしてこのブログにリンクをさせてくださっていた他の猫ブログサイト様には、もちろんこの件には一切関わりはございません。
私のせいでなにかありましたら申し訳ありませんので、こちらからのリンクは削除いたしました。
相互してくださっていたブログサイト様も、こうしたことでお手数ですがこちらへのリンクを削除してくださいませ。

どんなに描きたくないものでも、仕事として描かなくてはならないのがプロ漫画家という職業なのですが、どう言ってもご理解を得られないとわかっております。
ですが、私だってあの国は嫌いなんです、心から!ということだけはわかってほしい。。。(T_T)





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