2013-08-23
悪ふざけのツイートを拡散させている奴もクズであるということ
twitter炎上問題ってありますね。知らない人はソーシャルメディア炎上と「うちら」問題をはてなブログを中心にまとめてみたらすごかった ― 8月第2週のブックマーク数ランキング - 週刊はてなブログでまとまってるんで見てください。
まず始めに言っておきますが俺は悪ふざけをしたバカを擁護するつもりはありません。悪いことは悪いことだし罪はきちんと償われるべきです。
ですがこの問題についての議論を見て思うのが、情報を拡散させた人間が全く注目されていないということです。
炎上するにはまず最初に問題のツイートを誰かがリツイートしないといけませんよね。そしてそれに乗っかってリツイートした多くの人間がいたから炎上したわけてす。
なぜ彼らはリツイートしたんでしょうか? 何で人がリツイートするかっていったら面白いツイートをリツイートしてみんなに面白がってもらいたいからです。穿った見方をすれば自分が面白いものを紹介できる優れた人間だと思われたいからです。
ではなぜ悪ふざけのツイートは面白いのか? それは炎上しうるようなツイートを公開している人間をあざ笑えるからです。人の不幸を見るのが面白いからです。
こう書くと拡散させた人間が悪人のように見えてきますが、彼らは自分が悪人だとは思っていはないし、その人の周りの人間もその人を悪人だとは思っていません。なぜかといえば悪ふざけをしている人間は紛れもなく悪人であり、その悪ふざけのツイートを拡散させることは悪を成敗する正義の行為だということになっているからです。
でもこれっておかしいですよね。
例えば店の冷蔵庫に入ってる写真のツイートを見つけて、本当にその人のことや問題の店のことを考えているならまずそのツイートを削除するように本人に警告するはずです。悪事が見過ごされてしまうのはその人のためにならないと思うなら、ツイートのスクショでも撮って店に匿名で送りでもすればいいでしょう。こうすれば何の問題もない。
ですが実際には悪ふざけのツイートを拡散することにより、悪ふざけの当人は行為に対して過剰な制裁を受けることになります。これは仕方ないとしても、店にとってはエラい損害になります。事実閉店した店舗までありましたね。
まあ悪ふざけをリツイートした人間も、悪ふざけをしているバカと同様に、ここまで大問題になるとは思わなかった、と言い訳ができるかもしれません。
しかし、しかしです。最近は悪ふざけのツイートを拡散した結果どうなるかは周知の事実となっています。それにも関わらず拡散させる人間がいます。つまり、彼らは自分のリツイートによって当人が過剰な制裁を受け、店は閉店を考えるほどの被害を受けるということを知りながらリツイートしてるわけです。
確かに形の上ではその人たちに罪はありません。ですが俺にはその人たちが悪ふざけの写真をツイートした人間と同じぐらいのクズだと思えます。