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汚染水漏れ 水位計の設置なし
8月21日 18時36分

汚染水漏れ 水位計の設置なし
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福島第一原子力発電所で、敷地の山側のタンクから高濃度の放射性物質を含む300トン余りの汚染水が漏れた問題で、問題のタンクには、水位計を設置しておらず、東京電力は水が漏れているのを作業員が見つけるまで長期間にわたり見過ごしていたとみて今後の監視態勢を検討することにしています。

福島第一原発では、19日、4号機の山側のタンクから、高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れ、タンクの周りを囲っているせきの外側にまで流出しているのが見つかりました。
このタンクは、高さ11メートルで、1000トンの汚染水をためられますが、20日になって水位が3メートル近く低下していることが分かり、300トン余りの汚染水が漏れたと推計されました。
東京電力によりますと、問題のタンクには水位計を設置しておらず、せきの外に水が漏れているのを作業員が見つけるまで長期間にわたり、見過ごしていたとみています。
東京電力はタンクからの水漏れの早期発見のため、1日2回のパトロールを行って監視するとしていましたが、今回、発見が遅れる結果となり、今後の監視態勢を検討することにしています。
タンクは鋼鉄製の板をボルトでつなぎ合わせたもので、福島第一原発には同じような構造のタンクがおよそ350基あり、これまでに4件、板の継ぎ目などから水漏れが起きています。
東京電力は、水漏れの原因や漏れた場所の特定を急ぐとともに、ほかのタンクにも水漏れがないか点検を急ぐことにしています。

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