1997年の通貨危機当時、「大宇の没落」を指摘するリポートを出した日本の野村証券は最近、「中国の成長に影響されない韓国の成長」というリポートを出したほどだ。一部には韓国が第3次金融危機で最も恩恵を受けるとの見方まで示されている。JPモルガン関係者は「韓国は世界的な金融危機以降、5年間に成長性を失った代わりに安定性を得た。東南アジア地域に危機が起きた場合、資金の逃避先の一つとしての韓国を選ぶ余地が生じた」と述べた。KB証券は「新興国から流出した資金が韓国に流入する可能性がある」とのリポートを出した。
■韓国は「危機克服の教科書」
韓国に対する世界の見方が変わり、企画財政部(省に相当)の幹部は「国際会議で発言しても、5年前とは反応が異なる」と話した。
同幹部は「国際通貨基金(IMF)、世界銀行、G20などでの韓国の発言権は、08年の世界的経済危機の克服に成功する過程で、先進国並みの水準へと高まった。最近2-3年は韓国のリスク要因に言及する国はない」と述べた。
世界の経済界、金融界の韓国に対する見方が変わったのは、1998年と2008年の経済危機を克服することに成功したからだ。「危機克服のノウハウを持っている」との評価が相次いだ格好だ。許京旭(ホ・ギョンウク)元駐経済協力開発機構(OECD)代表部大使は「国際社会で韓国経済の回復力を高く評価する国が増えた」と述べた。韓国資産管理公社(KAMCO)は今年5月、ADBと共同でベトナムなど東南アジアの新興国に不良債権整理のノウハウを伝えるセミナーを開き、好評を得た。このほか、預金保険公社、輸出入銀行には、企業支援、破綻企業のリストラのノウハウを提供してほしいという開発途上国からの要請が相次いでいる。KAMCOのチャン・ヨンチョル社長は「世界的に見ても、デフォルト(債務不履行)の危機を乗り越え、これだけ成功した経済モデルは韓国だけだ」と指摘した。