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セレウス菌感染で入院患者2人死亡8月22日 13時7分
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東京・築地の国立がん研究センター中央病院で、入院患者13人がセレウス菌という細菌に感染し、このうち2人が死亡しました。
病院は、院内感染とみて、感染経路や死亡との因果関係について調べることにしています。
22日会見した東京・築地の国立がん研究センター中央病院によりますと、6月中旬ごろから複数の入院患者が、発熱などの症状を訴え、血液中からセレウス菌が検出されました。
菌が検出された患者は、21日までに女性7人、男性6人の合わせて13人に上り、このうち男性と女性の2人が、菌が検出された数日後に死亡したということです。
セレウス菌は、土の中など身の回りに広く存在する細菌で、通常は、汚染された食品を食べることによって感染し、食中毒を起こす細菌として知られています。
これまでの調査では、患者の体を拭くための未使用のタオルなどからセレウス菌が検出されたということで、病院では、院内感染とみて詳しい感染経路や死亡との因果関係について調べています。
会見した国立がんセンター中央病院の荒井保明院長は、「院内で感染が多発したことは、大変遺憾です。感染源や感染経路はまだ特定できていないが、調査を行って適切な対応をとっていきたい」と話しています。
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