選挙:福島市長選 元環境省所長、出馬へ 小林氏表明「除染の迅速化図る」 /福島
毎日新聞 2013年08月23日 地方版
12月7日の任期満了に伴う福島市長選について、元環境省東北地方環境事務所長の小林香氏(54)が22日、県庁で記者会見し、立候補を表明した。国家公務員としての経験を生かしつつ、「市民とのコミュニケーションを通じて除染の迅速化を図る」と意欲を語った。
小林氏は今年7月に同省を退職。福島市内に住み、「退路を断って復興にあたる」と決意を強調。政策面では、再生可能エネルギーの拡大を掲げ、「公害で苦しんだ水俣や北九州は環境都市と言われるようになり、行政と民間企業が一体となればプラスのイメージに変えられる」と訴えた。
同市長選では、4選を目指す現職の瀬戸孝則氏(66)が出馬を表明している。【深津誠】