■戻る■ 下へ
( ^ω^)ブーンと七十二柱の悪魔のようです
- 1 :VIPがお送りします [sage]
:2008/11/03(月) 21:29:31.41 ID:BW+l5VQj0
立つかな?
- 2 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:33:08.42 ID:BW+l5VQj0
プロローグ
この大陸には奇妙な風習がある。
【悪魔信仰】【七つの大罪伝説】【七十二柱の悪魔の能力】
太古の昔、誰かが言ったらしい。
( )【創るだけ創ってただ見ているだけの神なんて糞ったれだ】
( )【まだ、悪魔を崇拝すれば力だって手に入るのに……】
( )【そうだ。神を崇めるのをやめて悪魔を信仰しよう】
( )【どうせ神は今回も見ているだけさ】
これがすべての発端となる。
- 3 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:34:44.17 ID:BW+l5VQj0
さらにそれに尾ひれがつきこんな伝説も残った。
【七つの大罪を倒せば願いが叶う】
【七十二柱の悪魔をを手なずければ悪魔の力を手に入れられる】
なぜこんな尾ひれがついたのかは分からない。
あるいは、神を信仰している国からのデマ。
あるいは、狂人の妄言。
あるいは……
( ^ω^)ブーンと七十二柱の悪魔のようです
- 4 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:36:27.04 ID:BW+l5VQj0
第一話( ^ω^)ブーン
町外れの小さな家で一人男が何かに勤しんでいた。
( ^ω^)「'`ァ'`ァ、いいお。可愛いお。逝くお!」
( ゚ω゚)「ウッ」
( ω )「……」
( ´ω`)「僕は20にもなって何やってるんだお……」
この男がこの物語の主人公内藤ホライゾン通称ブーンである。
なぜこの男が昼間からこんな事をしているかと言うと……
- 5 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:38:49.83 ID:BW+l5VQj0
#####五年前####
( ^ω^)「前から好きでしたお。付き合ってくださいお」
ζ(゚ー゚*ζ「語尾がきもいのよ。キャラ作ってるつもり?死ね」
(;^ω^)「キャラなんて作ってないお。元からこんな口癖なんだお」
ζ(゚ー゚*ζ「尚更きもいわ死ね」
( ;ω;)「待ってくれお!この語尾も直すお!待って ――――」
( ´ω`)「駄目だったお……」
- 6 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:40:26.76 ID:BW+l5VQj0
#####三年前#####
从'ー'从「なぁに?ブーン」
( ^ω^)「前から好きでしたお。付き合ってくださいお」
从;'ー'从「えっ?ちょっと待ってどういう事?」
( ^ω^)「どういうことも何も君の事が好きなんだお」
从;'ー'从「ちょっと……」
(;^ω^)「僕のどこが駄目なんだお?直すお!」
ミ,,゚Д゚彡「おい何してるんだ?ナベ行くぞ」
从'ー'从「こういうことだからごめんね 内藤君」
ミ,,゚Д゚彡「これからウチくるか?今日は親が帰ってこないんだ」
从///从「もぅフックンたらっ///」
( ω )「……」
( ゚ω゚)「ウオオオオオオオオオオオォォォォォォォン!!!」
- 8 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:42:03.50 ID:BW+l5VQj0
#####現在#####
( ´ω`)「なんで僕はモテないんだお?」
( ^ω^)「顔だってそんなに悪くないし人一倍明るいんだお!」
( ´ω`)「どの女の子も友達にはなってくれるんだお……」
J( 'ー`)し「ブーンご飯よー」
( ^ω^)「はいはい、今行くおー」
(*^ω^)「おっお、今日もカーチャンのご飯はおいしいお」
J( 'ー`)し「ねえ、ブーン20歳にもなったんだから彼女の顔のひとつや二つ見せておくれよ」
( ω )\カチャーン/
(ヽ´ω`)「カーチャンごちそうさまでしたお……」
J(;'ー`)し「ちょっと、ブーン?」
J(;'ー`)し「いけない女の子の話は禁句だったわ…」
- 10 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:43:39.23 ID:BW+l5VQj0
( ;ω;)「もういいお。ブーンは二次元女の子だけ愛すお」
レレレレレレレレレレレ
( ;ω^)「お?ドクオから電話だお」
( ^ω^)「もしもし?」
('A`)「あ、もしもしハッピーか?」
( ^ω^)「最悪だお。カーチャンにまた彼女の話をされたお」
('A`)「お前のカーチャン呆けてるんじゃね?その話したらブーンがどうなるか知ってるのにな。」
('∀`)「いや、知っててワザとかも知れんなwww」
(;^ω^)「笑い事じゃないお。自分だって童貞の癖に」
(#'A`)「どどど童貞ちゃうわ!」
- 11 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:45:17.35 ID:BW+l5VQj0
( ^ω^)「で、なんだお?何の用事で電話してきたんだお?」
('A`)「いや、唐突で悪いが悪魔関係の伝説についてなんだ……」
(;^ω^)「【七つの大罪】や【七十二柱の悪魔の能力】のことかお?
('A`)「そうだ。特に願い事の方な」
(;^ω^)「本当に信じてるのかお?小学生じゃないんだから」
(;'A`)「まあな。この話もショボンから来たんだ。俺も『小学生じゃないんだからw』って論破しようとしたんだが
━━━━━━━━━━━━
(´・ω・`)「現にこの大陸には悪魔崇拝の歴史があるじゃないか」
(´・ω・`)「さらに七十二柱の悪魔の能力まである。これは使える人までいる」
(´・ω・`)「悪魔崇拝と七十二柱の悪魔の能力これが何よりの証拠だと思うんだ」
━━━━━━━━━━━━
('A`) って逆論破されちまったよw」
(;^ω^)「あいつに論破は無理だおw」
- 12 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:47:14.04 ID:BW+l5VQj0
('A`)「で、『みんなで旅に出ないか?夢を叶えに』って言われた。他の連中も誘ってるんだと」
( ^ω^)「ドクオはどうするんだお?」
('A`)「正直だりぃけどな。まあ暇だしお前が行くなら行こうかと思うんだがどうするよ?」
( ^ω^)「ちょっと考えさせてくれお」
( ω )oOO(確かにこの不モテの時代を打開するには悪魔の力に手を出すしかないかもしれないお)
( ゚ω゚)oOO(これでブーンのモテモテハーレムパラダイスが作れるかもしれないんだお!)
('A`)「でどうするん?」
( ^ω^)「ほ本当に何でも叶うのかお?フヒヒwww」
('∀`)「ショボンの話ではな。てかきめぇwww」
( ^ω^)「行くお!もうブーンはそれに賭けるしかないんだお!!!」
- 14 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:48:49.71 ID:BW+l5VQj0
('A`)「おkおk把握した。まあ、お前なら行くと言うと思ってたけどな」
( ^ω^)「ドクオも行くお!一緒に行こうお!」
('A`)「ああ、そのつもりだ。じゃあ後でショボンに電話しておいてくれ」
( ^ω^)「いいお。ドックンのも言っておくかお?」
('∀`)「ドックン言うなw俺の分は自分で言うわ」
( ^ω^)「把握だお。じゃあバイブー」
('∀`)「じゃあな」
/カチャン\
(*^ω^)「wktkしてきたお。さっそくショボンに電話してカーチャンに許可もらうお」
パピプペポ
「やぁ。ようこそバーボンハウスへ」
- 15 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:50:25.84 ID:BW+l5VQj0
( ^ω^)「ブーンだお」
(;´・ω・`)「ブーンか。このテキーラはサービスだから…って電話じゃ渡せないね」
(;^ω^)「店の方に電話しちまったお。すまんこすまんこ」
(´・ω・`)「いや暇だったしいいよ。で、なんだい?」
( ^ω^)「ドクオから聞いたお。僕も行くお」
(´・ω・`)「君なら行くと思ってたよ。じゃあ9日後。広場で待ってるよ。長い旅になるから準備はしっかりね」
( ^ω^)「分かったお。じゃあバイブー」
(´・ω・`)「うんじゃあn
ガチャン ツーツーツー
( ^ω^)「さっそくカーチャンに許可もらうお」
- 16 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:52:01.72 ID:BW+l5VQj0
(*^ω^)「カーチャーン!」
J( 'ー`)し「なんだい?やけに嬉しそうじゃないか。」
( ^ω^)「僕、旅に出るお。ドクオや皆と一緒に。」
J( 'ー`)し「それはいいねぇ。何日ぐらいなんだい?」
( ^ω^)「わかんないお。半年、一年、あるいは十年……」
J(;'ー`)し「駄目だよ!あたしが寂しいじゃないか!」
(;^ω^)「そうだ!手紙を、絵手紙を出すお!なんでも逐一報告するお!頼むお!!」
J(#'ー`)し「父さんもそう言って出て行ったよ。帰ってこないじゃないか!もう嫌なんだよ家族が減るのは」
( ゚ω゚)「これは自分を変える旅でもあるんだお!モテモテになるまで帰らないお!!!」
- 17 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:53:49.97 ID:BW+l5VQj0
J( ー )し 「ブーン……私がいつも言っていたのを気にしていたんだね。そうだね。私の責任かもしれないね」
(;^ω^)「カーチャンの責任じゃないお。僕がよく考えた結果だお」
J(;';ー )し「分かった。必ず戻るって約束しておくれ」
( ;ω;)「するお。いくらでもするお。絶対戻るお」
J( 'ー`)し「じゃあブーンが出発する前日は腕によりをかけたご馳走で送るよ」
( ;ω;)「ありがとうお。ありがとう……」
かくしてこの物語の主人公は出発したのだった。
しかし、ブーンにこれから少しの間出番は無い。
しばらく脇役メインになるからである。
第一幕( ^ω^)ブーン 了
- 18 :VIPがお送りします [sage] :2008/11/03(月) 21:56:39.34 ID:BW+l5VQj0
×第一幕( ^ω^)ブーン 了
○第一話( ^ω^)ブーン 了
一話終了です。
今日は3話まで投下する予定です。
ちなみに例のあの人ではありませんし関係もありませんあしからず。。。
次へ 戻る 上へ