マリンバで寺山の世界を自在に表現(2013/08/21 11:05)
洗練された演奏で聴衆を魅了した新谷祥子さん
 七戸町出身のマリンバ奏者新谷祥子さん(51)が17日、同町影津内のバー「SHOUT」でライブを開き、町内外から詰め掛けたファンら約60人を洗練された演奏で魅了した。(太田一世)
 
 新谷さんはマリンバのほか、各種打楽器やボーカルもこなし、都内を拠点に活動。ジャンルにとらわれず、多くのトップアーティストと共演したり、母校の国立音大で指導したりと活躍の場を広げている。
 新谷さんが地元でライブを開くのは4年ぶり。SHOUTでは初で今夏、リニューアルオープンしたのを記念し、開催場所に選んだ。
 今回は青森県が生んだ奇才寺山修司の没後30年がテーマ。新谷さんはマリンバの繊細な音に、訴え掛けるような歌声を乗せ、独特の寺山ワールド≠自在に表現した。軽妙なトークも交えながら約2時間にわたり披露し、会場を沸かせた。
 アンコールでは、客席で聴いていた十和田市のミュージシャン桜田まことさん(45)も飛び入りし、息の合った演奏で聴衆を盛り上げた。
 ライブ後、新谷さんは「地元ならではの緊張感もあったが、皆さんが時間を忘れて楽しんでくれたので幸せだった」と充実した表情で語った。
【写真説明】
洗練された演奏で聴衆を魅了した新谷祥子さん

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