種差の無料休憩所、惜しまれつつ閉館へ(2013/08/22 14:02)
レストハウスたねさしの開設と同じ年に始まった種差観光協会主催の「たねさし塾」。各種イベントの拠点としても活用された=6月29日、八戸市鮫町
 八戸市の種差海岸天然芝生地近くで2011年4月に開設された無料休憩所「レストハウスたねさし」が、9月1日の営業を最後に閉館する。種差の三陸復興国立公園指定に伴い、環境省が施設周辺を整備し「種差インフォメーションセンター」(仮称)を建設するためだ。約2年半という短い間ながら、種差の観光を支えた施設の閉館を惜しむ声も多い。
 施設は、同市柏崎1丁目にある「八戸クリニック街かどミュージアム」の小倉秀彦館長(68)が私費を投じて整備。雨の日でもゆっくりと眺望を楽しむことができ、多い月で千人以上が利用した。
 館内には、種差にアトリエを構えた吉田初三郎の鳥瞰(ちょうかん)図や植物の写真と解説、市の近代史に関する資料などがずらり。観光拠点の一つとしてだけでなく、情報発信の場としても大きな役割を果たした。
【写真説明】
レストハウスたねさしの開設と同じ年に始まった種差観光協会主催の「たねさし塾」。各種イベントの拠点としても活用された=6月29日、八戸市鮫町

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