今週半ば保護活動でご一緒する方に、私の未見のランをご案内頂くことになっている。
さらにその近くでやはり未見のランを探す予定でいずれも着生ランである。
私はいつも60㎜マクロの撮影であるが、今回は300㎜の望遠レンズを予定している。
その予定レンズの試しに東山植物園で見ごろになっているフウランを写してみた。








3枚目のみトリミングしているがこれならマァマァと言えるが、実際はこれ以上に離れていて薄暗い場所であることを考えると、三脚も無しでどうなることやら・・・・
ちなみに
フウランは
環境省カテゴリ:絶滅危惧Ⅱ類(VU)
都道府県のRED指定状況=東京:絶滅
愛知他16府県:絶滅危惧Ⅰ類
三重他8県:絶滅危惧Ⅱ類
島根他1県:準絶滅危惧種
花は昼間にはほとんど匂わないが夜になると甘い芳香をだす。
夜間によく目立つような明度の明るい花と強い香り、夜間に飛来するガ類により花粉が媒介されるものと思われる。
根はクモランのように乾燥すると白色になるが、水がかかると水を吸い込み緑色になる。貯水タンクとしても機能するのではないかと思われる。
フウランの根の皮層は厚くてスポンジ状であり、ここに菌類との共生の場がある。
このランと共生する菌根菌によって、水分や栄養分を吸収しているのである。