富士通
2013年8月17日(土) 東奥日報 ニュース



■ 伝令・木村「役目は雰囲気作り」

写真
8回、原田監督(左)の伝令でマウンドへ走る木村
−PR−


 聖愛の三塁コーチャーと伝令役を務める木村(3年)。「僕の役目は、チームの雰囲気を良くすること」。青森大会から公式戦の出場は1打席のみだが、試合の伝令時に仲間の笑いを誘うだけでなく、試合以外でも常にチームの雰囲気に気を配る。

高校野球の関連記事を見る  

 今春、持ち前の明るさと度胸の良さを買われ、原田監督からベンチを盛り上げる「ベンチキャプテン」に任命された。青森大会では、伝令時に陸上競技のクラウチングスタートでマウンドへ向かったり、わざとマウンドの円陣を通り過ぎたり。仲間の気をほぐそうと工夫を凝らした。

 青森大会後の練習では、チームのゆるんだ空気を感じて、自ら人一倍大きな声を出して仲間を鼓舞したこともあった。大阪入り後も、移動のバスの中でクイズを出したりゲームの司会役を務め、みんなが寝ないよう明るい雰囲気づくりに努めている。

 初戦は伝令の機会が無かったが、16日の沖縄尚学戦の三、八回の守りで出番が来た。ベンチとマウンド間は腕を大きく振って全力疾走。マウンドでは、わざと選手の輪を横切るように入り込む。この日もチームの笑顔の源になった。

 お笑いだけではなく、サードコーチャーとしての自覚も強い。初戦翌日の12日の自由時間には、甲子園球場のスタンドで一人、スマートフォンのストップウオッチ機能を使い、他チームの走塁を分析した。

 16日の試合後、サードコーチャーとして60点と自己評価した木村は「まだ僕は監督さんの言うことを伝えているだけ。監督さんの前に指示を出さないといけない」。グラウンド上とは違う、真剣な表情だった。

県外限定!!「東奥日報電子版」
パソコンでその日の東奥日報がまるごと読めます
購読のご案内、申し込みはこちら >>クリック




PR ・第6回全農肉枝肉共励会「最優秀賞」の特上カルビ焼肉用700g
・富山湾を代表する味覚「甘エビ」と「シロエビ」の紅白セット【47CLUB】
・味わいまろやか。日本茶専門店の名を冠した松江の銘茶【47CLUB】
・東奥日報CD縮刷版 購入はこちら

HOME
住まいナビ
青森県警
47news
 東奥日報
ニュース速報
メール配信サービス
Web広告の申し込み